2010年03月27日

『カエルを食べてしまえ! 』ブライアン トレーシー

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タイトルのインパクトと、
要点の明確さと内容の簡潔さで、
実に読みやすいビジネス本です。

おそらく読むだけだったら、
1時間くらいでさらっと読めちゃうでしょう。

しかも、要点も実に明確。
「あらゆる仕事に優先順位をつけて、
 一番重要でやっかいな事を朝一で片付けよう!」

という主旨の本です。

たしかにおっしゃるとおり、
もし自分の仕事の内容が明確に区分けされていて、
実施する裁量権が自分にあるホワイトカラーの方であれば、
この本の内容を実行すれば、仕事の効率は何倍にもなるでしょう。
でも、私の今の仕事(研究開発)を鑑みてみれば、
本書の言うように、仕事の優先順位を決めて、
その順にこなしていくことは難しいなぁ、と思いました。
研究開発の仕事上、毎日実験をしてデータを出さなくてはならない。
だけど、実験をするだけで何も考えなかったら新しい物は生まれない…
それらのどっちが優先順位が高いかは考察の余地ありです。


以上、すぐには適応できない仕事もあるとは書きましたが、
自分なりに変化させ応用すれば本書の内容は誰にでも役に立つとは思います。
私も1時間ぐらいでさらっと読んでしまいましたが、
今後何度か読み返してみて、自分の仕事に応用させてみたいと思います。


翻訳本のわりには実に読みやすいけど、
内容は深くて役に立ちそうな一冊です。
仕事の効率アップをしたい人にはオススメです。
posted by 地獄坂 at 11:01| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月08日

『藤田晋の仕事学 自己成長を促す77の新セオリー』藤田晋

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「日経アソシエ」で藤田晋が連載しているコラムを、
一冊の本にまとめた作品です。

アソシエでは毎回楽しみにしていたコラムだったんですけど、
こうして一冊のビジネス本にしてもとても完成度が高くなっていますね。
さすが、20代で企業し35歳にしてサイバーエージェントという大企業を築き上げた企業家です。
「ビジネスはそんなに甘くない」ということを口をすっぱくして説いています。

そんな、不平等で時には常識も通じないビジネスの世界を、
どう渡り歩いていくかのコツがこの本には書いてあります。
「新セオリー」といううたい文句ではありますが、
その内容はいたって直球である意味当たり前のことです。
でも、その当たり前のことが普通の人はできないから差がつくんですよね。

自分の中では、
『あたりまえだけどなかなかできない仕事のルール』(浜口 直太)や、
『Yes、Boss!のすすめ―最初の3年で仕事のプロになろう!』(落合 文四郎)
匹敵する良質なビジネス本でした。
posted by 地獄坂 at 21:45| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月18日

『会社、仕事、人間関係が「もうイヤだ!」と思ったとき読む本』斎藤 茂太

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実に斎藤茂太さんらしい癒しに満ちた本でした。
この一冊で茂太さんの考え方のエッセンスがわかるでしょう。

人間関係でくよくよと悩みがちな自分にとっても、
アドバイスが多い本でした。
なかでも「孤独に思う心」を逆に人間関係の推進力とすること。
「孤独」は人間ならば誰でも感じること。
でも社交性が高い人はそれを利用して勇気を出して、
周りの人たちに働きかけているだけ。
自他共に認める内向的な自分にとっては、
非常に参考になるポイントでした。


タイトルどおり、人間関係が「もうイヤだ!」と思ったときに読むと、
何がしかの収穫は得られる本だと思います。
posted by 地獄坂 at 12:37| 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月20日

『人生心得帖』松下 幸之助

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松下幸之助氏の一連の著作を読むと、
いつもその人生観、仕事観に感嘆します。

本書も『道をひらく』『社員心得帖』と同じく、
松下氏独特の運命論的な人生観が語られていますが、
一般的な成功論の本よりも自分には等身大に感じられるのです。

例えば、松下氏は、
「人生の80%は運命であり、
 残された余地の20%なりの範囲において、
 せいいっぱいの人事を尽くすことが大事である」

と語っています。
それが「人事を尽くして天命を待つ」という言葉の意味であると。

そもそも、松下氏の語る人生の成功は、
お金や地位や名誉などの一般的な成功と異なっているのです。
松下氏は、成功とは、
「自らに与えられた天分を生かしきり使命を遂行すること」
だと語っています。
その意味では、成功は特別な何かだと思えなくなります。
さしずめ自分にとっては、
「化学の知恵で人間社会に貢献すること」が成功かもしれません。
成功も、松下氏に語らせたら等身大になるのです。


もう一つ、本書の「病とつきあう」という項に感動しました。
松下氏は、長寿でしたが若い頃は病気に悩まされろくに仕事も出来なかったそうです。
しかし、「これが運命ならば仕方がない。甘んじて受けよう」と腹をくくったら、
逆に病気の方から逃げていき、年を経る毎に健康になっていったそうです。
病気になったことを悔やんだり認めなかったりするのではなく、
運命だと思って受け入れることは自分にも必要な姿勢だと感じました。


人生に迷ったとき、折り入って読み返したい良書です。
posted by 地獄坂 at 22:15| ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『森永卓郎の経済なんでも相談室』森永卓郎

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経済に限らず、政治問題、家庭、投資のことなど、
様々な質問に森永先生がズバズバと答えていく本です。

おそらく高校生が読んでも理解できるほど、
株や為替やバブルについてわかりやすく説明しています。
そういう意図では『経済ってそういうことだったのか会議』と似ているかも。


しかし、そこは経済評論家としては異色の森永先生、
「結婚して得することはない」
「余ったお金は全てオモチャに使っている」
「貸家より持ち家の方が有利」
など、ちょっと「ん?」と思う意見も散見されます。

まあ、そこらへんを差っぴいて、
経済の基礎知識を得たい人には良い本ではないでしょうか。
posted by 地獄坂 at 17:12| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月15日

『変な人の書いた成功法則』斎藤 一人

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銀座まるかんの社長で
毎年納税者ランキングに名を連ている斎藤一人氏の著作を、
始めてよんでみました。

この人はかなり多くの著作をだしているので、
一番売れてそうな本作をピックアップ。

感想としては、
「変な人の書いた」という割には、
かなりまっとうなポジティブシンキングの本でした。
成功法則というよりは、「癒し系」の本の部類に入ると思います。
まるで相田みつをのような。

この本に繰り返し述べられている言葉で、
「人生において困ったことは起こらない」という主張があります。
どんな苦労も困難も、「困った」と思うから本当に困るのであって、
「困った」と思わなければいいということです。
この言葉から、斎藤一人氏という人は相当の楽天主義者だということがわかります。
完全にこの考え方をまねはできないけど、
折り入って口ずさみたいいい言葉だと思いました。

あと、自分がこの本で好きな言葉で、
「人間はそのままで完璧だ。病人は病人のままで完璧なんだ」というのがあります。
この言葉には勇気づけられましたね。
自分は病気を抱えていることに、ある種劣等感をもっていたのですが、
もう開き直ればいいんだということがわかりました。
病気を抱えていることはしょうがない。
うまく付き合っていけばいいんだって。


この本を読んで成功はできないだろうけど(笑)、癒されました。
posted by 地獄坂 at 19:09| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月24日

『HEALTH HACKS!』川田 浩志

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ビジネス本大好きな医者が書いた、
ビジネスマンのための健康本です。

『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』(山本ケイイチ)を、
より包括的にしたような内容です。
運動、バランスのとれた食事をいかに「仕組み化」するかが書かれています。

ただ、悲しいかな。狭い寮暮らしの自分にとっては、
実行できない「仕組み」が結構多く書かれていました。
もし、寮から広い部屋に引っ越したら、実行したい健康法は…

○家庭用トレッドミルで自宅で「ながら」ジョギング
 英語の勉強とかTVを見ながらジョギングをしたいですね。
 これなら平日仕事帰りでも続けられそう。

○ジューサーで新鮮な野菜・果物を朝に飲む
 日頃の野菜不足は自覚していますが、
 寮でご飯が出るので自分では改善できないんですよね…
 この本を読んでたら野菜ジュースが飲みたくなってきました。

○ホームベーカリーで小麦全粒粉のパンを自作
 朝はパン党なのに寮の朝飯は常にご飯なんですよ。
 毎日焼きたてのパンが食べれたらなんと幸せか!

書いていて「早く寮を出たらいいんじゃない?」という主旨になってきましたね(笑)
とにかく、独り身には実行しづらい健康法がこの本には結構書かれていました。


でも、今すぐでも実行できる健康法も書かれていましたよ。

○ウォーキングをするときはちょい早ペースで
 そうしないと筋肉への負荷が軽すぎて意味がないそうです。
 さっそく毎日の徒歩通勤で実行できそう。

○実はコーヒーは健康にいい!
 脳梗塞や肝臓ガンを防ぐ効果が科学的に認められているらしいです。
 一日4〜5杯コーヒーを飲むコーヒー党の自分にとってはうれしい情報。

○男でも日焼け止めと保湿剤は重要
 紫外線は百害あって一理なし。
 30歳をすぎると顔のお肌のケアで差が出てくるらしいです。
 炎天下でジョギングや登山をするときは気をつけよう。


健康が課題で、健康法が大好きな自分にとっては面白い本でした。
普段、健康に無頓着で体調に不安を感じている人にはオススメの本です。
posted by 地獄坂 at 19:56| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『断る力』勝間 和代

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あの勝間和代氏がアサーティブの本を出しました。
それも題名は『断る力』。

以前次から次へと降りかかってくる仕事を断りきれず、
体調を悪化させた自分にとっては、まさにうってつけの本でしたね。

アサーティブの枠にとどまらず、
勝間流主体的仕事術が余すところなく語られています。
仕事でなんとなく周りに流されそうになったとき、
何度も読み返すことになりそうな本です。


本書では、自分の軸を持ち本当にやりたいことをやるためには、
「断る力」を一刻も早く身につけることが大事といっています。
そのためにも、嫌われること、嫉妬されることを恐れてはいけない。
それが相手との対等な人間関係を築くことだといいます。
(よくこのことをアサーティブな関係といいますね)

「断る力」をみにつけるためには自分の軸を持つことが必要ですが、
そのためには適切な「自己評価」が基本となると勝間氏は述べています。
ここでマーカス・バッキンガムの『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』が紹介されています。
この本はアンケートで自分の強みの5パターンがわかる非常に面白い本ですが、
このような本を使って自分の得意分野を把握することが「自己評価」につながります。

『断る力』と同時に、『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』もオススメですよ。
posted by 地獄坂 at 13:51| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今号のアソシエがおもしろい件

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今号のアソシエの特集、
「必要とされ続ける人の見切る力」が面白いっす。

本田直之氏、勝間和代氏、土井栄司氏などの著名人が、
自信が成長するために何を見切って捨ててきたかが語られています。

この不況時、現代のビジネスマンは力を蓄えられることを要求されてますが、
仕事、勉強、人間関係、読書などかけられる時間は限られています。
そこで、好きなこと、得意なことに焦点を絞って、
残りは見切るということが大事だと書かれています。

アソシエに載るような成功者たちでさえ、
成功するための道のりのうちには、色んなことを見切ってきたということがわかりました。


元々能力のある人たちでさえそうなんですから、
凡人でキャパが少ないオレなんてよりたくさんのことを見切る必要がありますね(笑)

ただいま自己勉強中の英会話、使う機会がないのなら見切った方がいいのかな?
うむう、悩むなぁ…
posted by 地獄坂 at 13:02| 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月17日

『社員心得帖』松下 幸之助

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松下幸之助氏の本を読むといつも、
当たり前でとても大事なことなんだけど、
普段は忘れがちなことを思い出させてくれます。

本書は「社会人として会社で働くこととはどんなことか」の心得を、
新入社員、中堅社員、幹部社員の章に分けて説いています。
その教えは全て、どんな社員であっても心に沁みることばかりです。


なかでも、自分にとっては、
「自分がこの会社に入社したのは一つの運命である、
 というような覚悟をもつことが大切」

という言葉に非常に心打たれましたね。
その会社に入ったことを自分で「選んだ」のではなく、
会社と個人双方の意思が一致して「出会った」のだと考えると、
もはや運命といって等しいことですものね。

この松下氏の考え方は、現代の「会社に依存するな」という風潮には、
真っ向から反対するものかもしれませんが、
先の見えない現代だからこそ、日々真剣に仕事に望むために大事な考え方だと思うのです。


松下幸之助氏の信念は何十年経っても色あせないと思います。
全ての会社人にオススメできる良書です。


関連記事

『実践経営哲学』

『道をひらく』
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『凹まない人の秘密』アル・シーバート

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「今このタイミングでこの本に出会えて良かった!」
と思えた作品でしたね。

というのは、自分はつい最近まで病気による休職と復帰から、
毎日のように心理的に凹んだ生活を送っていたのですが、
今現在は将来の見通しがある程度たち、
その困難が自分を成長させたと思えるようになったからです。

それが本書で言われているセレンディピティ、
いわゆる「困難を幸運に変える力」にとてもうまく当てはまるのです。
おそらく、どん底にいた時に本書を読んでも、
素直にセレンディピティの概念を受け入れられなかったでしょう。


その他でも、本書は多くの教えを説いてくれます。
決して他人のせいではなく自己責任で生きることの大切さ。
問題解決に現実的、主体的に取り組む方法など。
心の強い人、本書でいう「凹まない人」へのなり方を教えてくれます。

薄くてとても読みやすいけど、中身は濃厚な一冊。
自分的にはD.カーネギーの『道はひらける』なみに、
何度も読み返すことになると思う本です。

「凹まない人」を私も目指したいです。
posted by 地獄坂 at 19:32| ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月11日

『図解雑学 液晶のしくみ』水田 進

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一応うちの会社は液晶素材で儲かっているので、
いずれ仕事上知る必要があるかもしれないということで、
本書『液晶のしくみ』を読んでみました。

初めは「ファンデルワールス力とは何か」とか、
「液晶分子とは何か」などの化学の基本の話だったので簡単だったんですが、
実際の液晶モニターの作動原理や色の付け方の話になったら難しい!
つくづく自分が電気・物理関係の知識が弱いことを思い知りました。

おそらく化学だけではなく電気・半導体関連にも強い人にとっては、
本書は図も多く読みやすい部類に入るのでしょう。

将来、液晶素材の研究開発を手掛けることになったら読みなおします…。
(おそらくないと思うけど)
posted by 地獄坂 at 14:41| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月10日

『人生の疑問に答えます』養老 孟司, 太田 光

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養老孟司と爆笑問題の太田光が、
仕事、家庭、人間関係など人生の様々な問題に答えていくという本です。

養老孟司は何冊か著作を読んでいて、
『バカの壁』『ほんとうの環境問題』など)
世間の常識からちょっと外れたものの見方をする人だなとは知っていましたが、
太田光もやっぱり「変人」ですね(笑)
TVの「太田総理」とかを見ててもわかりますけど、
独自の視点を持っている上に頭がよく養老孟司とも対等に対談しています。

そんな二人の人生相談ですので切り口は鋭いです。
相談者に決して歩み寄らずばっさばっさと切っていきます。

たとえば「単調な仕事をしていても夢を捨てられないんです」という相談に対して、
養老さんは「創造性は仕事の中から見つけ出せ」、
太田さんは「創造性は幻想みたいなもの、続けていくうちに備わるものだ」と手厳しいです。
決してTV受けしなさそうな人生相談ですね。

でも、自分はそんな二人の視点がおもしろく思えました。
当人が重大だと思っている悩みも、視点を変えたら軽くなるような。
特に養老さんの「自然観」は色んな著書からも伺えましたが、やはりためになります。

『バカの壁』などで養老孟司に興味をもった人なら、
「養老さんなら人生の問題にどう答えるだろう?」と楽しめるでしょう。
posted by 地獄坂 at 21:39| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『どん底からの成功法則』堀之内 九一郎

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「マネーの虎」にも出演していた生活創庫の社長堀之内氏の自伝。
なんとこのかた、ホームレス生活から中古品売買の商売を1から立ち上げ、
年商102億円の会社にまで成長させたという、まさに「どん底」からの成功者です。

本書を読んでいると、堀之内氏が40種以上も職を変えていたり、
銀行からお金を工面するためにウソをついたりするエピソードから、
元々行動力とバイタリティーにあふれていた人なんだなと思いました。
そして何よりも「絶対成功してやる」という自信と思いが強い。
だから、本書で紹介されている成功法則で誰もが成功できるとは思いません。
しかし、ホームレスという極限状態から成功した社長の言葉はやはり重みがあります。

なかでも、参考になったのは以下の言葉です。

・まずは失敗からとことん反省をすること

・プールの水を「とりあえずおちょこで」汲み出しはじめられるにんげんになれ
 目標に向かって、どんなに効率が悪く小さくとも、まずその一歩を踏み出し始められる人間は、
 結果として恐ろしいほど効率のいいやり方で目標を達成することになる

・好きなことを一心不乱にやることで、苦手なことを無意識のうちに克服する媒介になることがある

・分かれ道では絶対に、「得しそう」でなく「楽しそう」を選べ
 人生の選択を決して損得勘定で判断しないこと



そして、ちょっと前まで病気での休職というある意味「どん底」を経験していた自分にとって、
以下の言葉はとても勇気を与えてくれました。

「どん底に落ちた方が、人間ってすごい知恵が湧いてくるから楽しいね」
posted by 地獄坂 at 15:30| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月09日

『たった1%の賃下げが99%を幸せにする』城 繁幸

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『若者はなぜ3年で辞めるのか?』の城繁幸氏の新作。
本書は『勝間和代の日本を変えよう』のような提案型の本になっています。
著者が本気で現在の日本の状況を憂いていて、
日本を変えようとしていることがうかがえます。
その問題への切り口は鋭く、そして読んでいて非常にためになりました。


本書の要旨は、派遣切りやワーキングプアなどの非正規雇用の問題は、
日本の旧来の年功序列制度に元凶があると述べています。
正社員を過剰に保護する年功序列制度の下では、
非正規雇用社員は不況時にはどうしても雇用の「調整弁」として扱われてしまう。
この問題を解決するためには、社会全体で職能給から職務給へとシフトして、
「同一労働同一賃金」を達成するしかないといいます。
いわば、オランダやデンマークのように、
雇用規制を少なくし雇用の流動性を高くした上で、
手厚い再就職支援、セーフティネットを巡らすということです。


その提案をした上で、著者は手厚い保護に守られている正社員に対しても厳しい提案をしています。
年功序列制度が破綻すると求められる人材像も変化する。
それは一定の自己認識と目的意識を備えた自立した主体であり、
それを可能とするのは専門知識と教養であるといいます。


本書を読むと、自分は今は「年功序列制度に保護された正社員」という身だけれど、
将来は労働市場という真剣な荒海に放り出される可能性が高いと思い知らされますね。
著者の言う「専門知識と教養」はまさに自分に足りないと感じていた部分なので、
読んでいて身が引き締まる思いでした。
そのためにも「ビジョン」をもって「努力」を続けたいですね。


日本の現在の様々な問題点が見える良書です。
posted by 地獄坂 at 15:47| ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『なぜモチベーションが上がらないのか』児玉 光雄

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自分が「なぜモチベーションが上がらないのか」を、
自己診断式でチェックできるワークブックです。

プレイヤー向きというよりは、
いかにリーダーシップを発揮して部下のモチベーションを上げるかという、
中間管理職向けの本という印象を受けました。

しかし、参考になるポイントはいくつかありました。
例えば…

・「自分」を中心に仕事が存在すると考えるのは勘違いである。
 世の中は「自分」ではなく、「仕事ありき」で成り立っている。

・モチベーションの維持に大切な姿勢として完璧さを求めないことが挙げられる。

・また、大切なのは成果を他人と比較しないことである。

・目標はできるだけ小刻みに設定した方がやる気が高まる。

・「コントロールできること」と「コントロールできないこと」を分けることが大事。
 コントロールできないと判断したものについては、受け入れた方がいい。
 
・自分からプレッシャーをかけてみるということも時には重要。

・自主性が良質の仕事を生み出す原動力になる。

・「重要だが、緊急ではない仕事」を優先することが大事。



個人的には、本書中の「性格診断テスト」をやってみたら、
満点で「控えめタイプ」になったことが気になりました(笑)
仕事は控えめじゃいけない。自分で前に進んでいかなくちゃ。
この点は自分の改善ポイントですね。
posted by 地獄坂 at 12:13| ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『ヘル』筒井康隆

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実に筒井康隆らしい作品です。
筒井初心者にはとっつきにくい、
ツツイスト向けの小説といえるでしょう。

小説の内容は、登場人物が死ぬと「ヘル」と呼ばれる、
時間軸も空間軸も不規則な地獄世界に行くという設定です。
しかし、死んだら行くはずだった「ヘル」が、
物語が進むにつれ生きている者も「ヘル」に迷い込むようになります。
ここで筒井康隆お得意の「現実」と「非現実」の境界線がなくなる物語になります。
そこに意味なんて求めちゃいけない。
その物語の混沌ぶりをじっくりと楽しむのが筒井作品の醍醐味です。

不条理性とドタバタ感からいったら、
最近読んだ『ダンシング・ヴァニティ』に似ています。


映像化不可能の筒井ならではの小説!
実験小説などが好きな人にオススメです。
posted by 地獄坂 at 11:19| ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月02日

『面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則』本田 直之

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『レバレッジ』シリーズで有名の本多直之氏の最近のベストセラー。
今作は、非常に読みやすい『レバレッジ』シリーズの集大成という感じです。
この一冊を読めば本多直之氏の考え方がほとんど理解できると思います。

『面倒くさがりや』というタイトルでも成功していますね。
本書に書かれている法則は、普通の面倒くさがりやが絶対にしないことばかりです。
逆説的に、面倒くさいことを先取りしてやってしまうことで、
未来の手間を省こうというのが本田氏の基本的な考え方です。


抽象的な例を挙げると…

・目標をつくる
・やる気をさげない
・変えられないものに執着しない
・素直になる
・短期で考えない
・がんばらない
・やらないことを決める などなど

具体的な例を挙げると…

・定位置を決める
・体を動かす
・しっかり眠る
・二度寝しない
・二次会には行かない
・議論をしない
・英語を勉強する などなど


1000円で『レバレッジ』シリーズのエッセンスが学べるのは、
安いと言えるのではないでしょうか。
posted by 地獄坂 at 11:26| 🌁| Comment(0) | TrackBack(2) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月30日

『脳を活かす生活術』茂木 健一郎

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茂木健一郎氏の『脳を活かす』シリーズ第3弾。
前作、前々作が「仕事」「勉強」と比較的テーマを絞った内容だったのに対し、
今作は「生活術」という広いテーマなので、内容も一番普遍的になっています。

この本を読んで一番の発見だったのは、
「脳の健康法と身体の健康法はほぼ一緒」という事実ですね。
だから、規則正しい生活も食事も、運動も、
すべて身体のためだけではなく脳の活性化につながるということ。
自分の経験に照らし合わせてみると、
運動や睡眠がうまくできているときは確かに頭の回転が速いような気がします。


そして、本書の中ではたびたび「行動してみること」の重要性が語られています。

・悲しい時も口角を上げてとにかく笑ってみること
・未来を楽観的にみるような日記を毎日書くこと
・毎日新しいことに触れつづけること
・毎日好きな音楽を聴く時間をつくること
・人との会話を楽しむこと
・自分で判断して決断を下す訓練をして決断力を鍛えること
・頭が煮詰まったときは、口・手以外を動かしてみる

とにかく「何はともあれ行動、目的はあとからみつかる」ということが、
本書から得られた一番の教訓でした。


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『脳を活かす勉強法』茂木 健一郎

『脳を活かす仕事術』茂木 健一郎
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2009年04月29日

『続・いい言葉は、いい人生をつくる』斎藤 茂太

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斎藤茂太さんの『いい言葉は、いい人生をつくる』の続編。
古今東西からいい言葉を拾ってきて、
それに茂太さん独自の味付けをして解釈をしています。
相変らず含蓄が深い言葉が多く、何度も読み返したくなる本です。


その中でも特にぐっときた「いい言葉」をピックアップします。

「まず過去を捨て、それから前へ進みなさい」

「自分が不幸だと考えない限り、
 この世には不幸なことはなに一つない」

「明日のことを心配するな。
 明日は明日が自分で心配する」

「世の中に自分で試してみないでわかることなんか、一つもない」

「人は極端に何かをやれば、必ず好きになるという性質をもっています。
 好きにならぬのがむしろ不思議です」

「行動しなさい。そうすれば力が沸いてきます」

「成功は結果であって、目的ではない」

「働くことは、私の感じでは、
 食べることや眠ることよりも人間に必要である」

「幸せになりたいなら、もっているものを増やすのではなく、
 欲望を減らせばいい」

「逆境は真実への第一歩」



本書のコンセプトは戸田智弘氏の『働く理由』シリーズに似ていますね。
ただ、斎藤茂太さんの方がより癒し系で一般的だといえます。
posted by 地獄坂 at 14:09| 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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