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まず表紙を見て「写真でかすぎだろ!」と思いました(笑)
ここまで著者の写真を全面に押し出している本はそうそうないでしょ。
それだけ勝間ブランドが社会に認知されてきたということでしょうか。
本書はカツマ本では珍しく、実利優先の本ではなく、
日本の社会問題、特に男女共同参画とワーキングプアについて語った本です。
本書中におさめてある対談が、
漫画家の西原理恵子氏(男女共同参画問題について)、
作家の雨宮処凛氏(ワーキングプア問題について)と、
二人とも女性なので主に働く女性、特にワーキングマザーをターゲットとした本だと思いますが、
非婚で男である自分が読んでもおもしろかったです。
特にその対談部分が本音が出ている感じで良かったです。
西原氏との対談では、双方離婚を経験したワーキングマザーなので、
経験に基づいた身も蓋もないことも言っちゃってますね(笑)
「九州男児と一人っ子は、娘のだんなにもらうな」とか、
「結局、家事を手伝ってくれるかどうかは結婚してみないとわからない」など。
ワーキングプア問題に関しては、
勝間さん自身は経歴を見てもわかるように、
苦労してきたとはいえ日本のエリート街道を上がってきた人なのでプアから程遠い場所にいる人です。
だから、雨宮さんの語る格差の現実に驚きながらも冷静に分析しているといった感じでした。
本書は他の社会問題本より優れていると感じたのは、
提起した問題に対して、終章で具体的な提言をしている点です。
その提言は実現性が薄いといえばその通りですが、
勝間さんほどのブランド力を持つ人が宣言することで、
多少なりとも社会に影響力を与えられると思います。
タイトルどおり、この人は本や様々な活動を通して、
「日本を変えたい」と思っているのだな、と感じました。
日本の社会問題だけではなく、
資本主義の限界や南北格差問題についても言及しています。
実利性は薄いかもしれないけど、今までのカツマ本とは違った深みがある本です。

