2008年11月30日

分子模型ストラップ

そういえば、11/23(土)のサイエンスアゴラで、
佐藤健太郎氏の簡単なクイズに答えたら水分子ストラップを貰ったんです。
(写真の左上のやつ)
分子模型ストラップ.jpg

さっそく車のキーにつけて、水分子とともにドライブし始めました。

これは池袋のジュンク堂で売ってるらしいです。
今はこんなものまでストラップになっているんですね〜

もし自分に子供ができてこの分子模型ストラップを身につけさせたら、
分子に興味をもってまた化学系に進んでくれるかも?


そんなこと考えていたら、うちの親類はなぜか化学系が多いんですよね。
父親も某財閥系化学メーカーで叔父も某外資系化学メーカー。
オレのつとめている化学メーカーが一番小さいわ(笑)

まあ、ホントたまたまなんでどうでもいい話なんですが…
posted by 地獄坂 at 22:04| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月29日

『仕事をしなければ、自分はみつからない。―フリーター世代の生きる道』三浦 展

しごとをしなければ.jpg
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本書の送るメッセージはまさにタイトルの通り、
三浦展氏の若者、特にフリーターへの言葉は辛辣です。
三浦氏は現代の若者が嫌いなのか?って思うほど(笑)

本書の発行年が2005年なので、非正規雇用をめぐる状況は、
今は大分変ってきていると思いますが、
(当時より厳しくなってきている…?)
三浦氏のメッセージは的を射ていると感じました。

本書では一貫して、若者の「自分探し」を批判しています。

「多くの人は働くことを通じて大人になる。成長する。自分を発見する。
 自分の世界を広げる。だから、働かずに自分を見つけたいとか、
 自分をみつけてからは働きたいとかいうのは間違いである。
 素振りをしないで自分のバッティングスタイルを
 見つけたという野球選手はいない」

「働いてみると、嫌いだと思っていた仕事が好きになったり、
 好きだと思っていた仕事がそうでもなくなったりするのではないだろうか。
 働かずに好きな仕事を見つけようというのは、
 まさに畳の上の水練である。
 まずは水の中に飛び込まないと何も始まらないのである」


上記主張に対して、自分はおおむね同意するし、
実際に理想としていた仕事と現実のギャップに苦しんだ時期もありました。
たしかに「仕事はやってみないとわからない」のです。


しかし、本書でも指摘していますが、
現代の若者世代(いわゆる団塊ジュニア世代)もある種被害者なのだと思います。
学校教育では大人に「自分らしさ」「自分の好きなこと」を追求することを求められて、
就職活動でも「自分のやりたいこと」を全面に押し出すことを求められる。
しかし、働いてみてすぐにわかる。「自分らしさ」なんて求められていないことを。
そのギャップは、苦しいものです。
特に、「夢」が大きい若者ほど苦しいものだと思います。
(ちゃらんぽらんな人の方がうまくやっていける世の中なのかもしれない…)

そういう意味で『13歳のハローワーク』のように、
学校教育の初期の段階で、子供に職業意識を持たせることは大事ではないかと思います。
基準となるのは「好きか嫌いか」ではなくて「合うか合わないか」。
「合う」仕事なら「好き」になれる可能性が高いからです。

ニート、フリーター問題が日本の大きな社会問題になっている中、
そんな教育方針に変えることで未来の「被害者」を減らすことができると思います。

そう、私は自分も含め世の「夢」を追う若者たちは、
「被害者」だという立場にたっています。
posted by 地獄坂 at 10:46| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月28日

『プロ技術者になる エンジニアの勉強法』菊地 正典

プロ技術者になる エンジニアの勉強法.jpg
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タイトルに惹かれて買ったのですが、「勉強法」の本というよりは、
「メーカーにおいて技術者としてどう仕事をしていくか」という、
心構えや習慣を説いた本でしたね。
悪くいえば、理系の部長が飲み屋で語る「昔話し」のような(笑)

そういうと悪く聞こえますが、メーカーのエンジニアの現実をよく熟知した人が書いた、
という印象は強く受ける本です。

「エンジニアは高等教育機関が時間とお金をかけて育てた公共の財産だ。
 したがって、企業はその力を存分に発揮させる義務がある」

という主張には思わずうなりました。

メーカー勤めの若いエンジニアにはオススメの本ですね。


「教え」に関しては、大部分は抽象的な内容で、即効性のあるものは少なかったのですが、
今後技術者として生きていく上で参考になるポイントはありました。

以下、抜粋しますと…

○V字型エンジニアになれ
 自分の専門性には「深さ」を。その周辺分野には「広さ」を求めろ。
 自分の専門分野の話しで人を感動させられるような技術者になれ。

○「不易」を身につける
 「不易」とは専門分野の基礎的な知識のこと。
 それを身につけることで様々な状況変化にも対応ができ、
 「潰しがきく」エンジニアになれる。

○文科系要素の勉強も抑えておけ
 会計だったら原価計算から財務諸表まで。
 基礎的な本で勉強をした後、社内の経理に聞くのが一番手っ取り早い。

○論理的思考力を保つため、ときたま数学の問題を解く
 現場は「現実的・複雑・個別的」であるのに対し、
 数学は「理想的・シンプル・普遍的である。
 そのように普段と「逆」のことをすることで脳力を鍛えることができる。

○人脈を大いに活用しよう
 エンジニアの専門分野はどうしても狭くなりがち。
 そういう時に人脈が役に立つ。まずは社内人脈から築いていこう。
 また、同校の仲間と定期的に情報交換をすることも重要である。


本書を読んで、個人的に反省すべきと思ったのは、
「V字型エンジニアになれ」という点ですね。
今の自分は、大学の自分の専門分野を忘れかけていて、
浅いV字型エンジニアにもなりきれていない状態です。
いうなれば、広く浅くの「おわん型エンジニア」でしょうか(笑)

今よりもっと理数系としての誇りをもち、
基礎を固めながらも専門性も深めていきたいと思います。

まずはモリソン・ボイドから読み返してみるか…
(わかる人にはわかる、笑)
posted by 地獄坂 at 09:15| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月27日

【紹介記事】あなたも「天才」になれる? 10000 時間積み上げの法則

Lifehacking.jpより興味深い記事があったのでご紹介。

あなたも「天才」になれる? 10000 時間積み上げの法則―Lifehacking.jp

上記記事によると、「天才的な能力を発揮する」には、
10000時間の努力が必要とのこと。


10000時間、聞いただけで頭がくらくらしてしまうような膨大な時間ですが、
一日に換算すると…

* 2年:10000 / (2 x 365) = 13.7 時間
* 5年:10000 / (5 x 365) = 5.4 時間
* 10年:10000 / (10 x 365) = 2.7 時間


という結果なります。
ということは、ビジネスマンが業務以外で何かの努力を毎日3時間続けたとしても、
その分野で天才になるには10年(!)必要なわけです。

よって、業務に関係した事以外で「天才」を目指そうというのは、
はなっから難しい話しなんですね。

もちろん、その10000時間の中間の努力が無駄ではなく、

「10000 時間の積み上げは、
 なにも 10000 時間経たないと変化がないと言っている訳ではなく、
 常に上昇しながらの 10000 時間だからです」


と上記記事でも書いています。


しかし、地道な努力が報われないわけじゃないけど、
「何か」を究めたいと思ったらそれを仕事にしてしまうのが一番手っとり早いということですね。
例えば、英語を身につけたいと思うのならば、毎日独学で2,3時間勉強するよりも、
英語を日常的に使う部署に行く方が手っ取り早い。

そういう意味で、私は最近TOEICの重要性を噛みしめているわけです。
もちろんTOEICの点数だけでその人の英語力は測れるわけではないのですが、
「こいつは英語にやる気をもっているな」「多少は使えるだろうな」という点数をとっておくことは、
英語を日常的に使う部署に行くためのアピールになるわけです。

そんなわけで、現在『英語嫌いの東大卒が教える私の英語学習法』のやり方に従って、
TOEIC対策を毎日ゴリゴリ実施中です。
posted by 地獄坂 at 08:16| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月26日

やらないことリスト

『ラクをしないと成果は出ない』(日垣 隆)にも書いていましたが、
人間、何かを成そうとするときやたらと「足し算」をしてしまいますが、
「やらないこと」を決めて、逆に「引き算」をすることも大事なんですよね。


そこで、復帰に向けて不安を多少でも解消するため、
「やらないことリスト」を作ってみることにしました。
(日記に公開して、自分に課すの巻です)


○無理はしません、疲れるまで何かをやりません。

 ⇒一番重要。自分がまだ病人なんだと自覚をします。

○周りの人への礼儀、あいさつを忘れません。
 ⇒これはコミュニケーションの潤滑油だと思っています。

○出欠に迷ったお誘いには行かない
 ⇒行って疲れる、あるいは後悔するぐらいだったら一人の時間を楽しみます。

○周りの空気を気にしすぎない
 ⇒「空気が読めない=ある種の個性」だと思います。
   周りの意見に過敏になりすぎないようにしよう。

○できない事をできるといわない
 ⇒できないならその理由と代替案を出す。これは以前自分が苦手だった点です。

○週末に予定を入れすぎない
 ⇒週末はしばらくの間、病院通いです。遊びの予定は入れすぎず休養に当てます。

○浪費をしない
 ⇒具体的には、本の衝動買い、缶コーヒーがぶ飲みくらいでしょうか…

○最後に、周りの人への感謝の気持ちを忘れない

 ⇒「申し訳ない」と思うより「ありがとう」と思う気持ちを大事に。


なんか、書いていたら微妙に「引き算」ではなく「足し算」になっている気が…(笑)
まあ、全部守らなくてもいいという程度の軽い気持ちでいきます。
そして、ときどきこの日記を読み返して内省します。

何事も、ボチボチでね。
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『実践経営哲学』松下 幸之助

じっせんけいえいてつがく.jpg
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これも『ビジネスマンのための「読書力」養成講座』で、
小宮一慶さんがかなり重読をしたという名著です。
読んで納得、「全ての経営者に」といううたい文句ですが、
「すべてのビジネスマンに」と銘打ってもいい名著です。

さすが、「経営の神様」と言われる松下幸之助です。
経営、会社とは何かということを含蓄を含みつつも簡潔な文章でまとめています。
この本を就活前に読んだら迷わずパナソニックに入ったかも(笑)


以前『話せぬ若手と聞けない上司』(山本直人)のレビューで、
企業の目的は利益を上げることであると書きましたが、
これを読んでそんなのは全然浅い思想だと気が付きましたね。


「企業は利益を求めることが最終目的ではない。
 人々の生活文化の維持、向上という願いにこたえ、
 それを満たしていくところに、
 事業経営の根本の役割というか指名があると考えられる。」

「そういう意味において、事業経営というものは本質的には私のものではなく、
 公事であり、企業は社会の公器なのである」

「会社の使命を遂行し、社会に貢献した報酬として
 社会から与えられるのが適正利益だと考えられるのである」


他にも紹介したいエッセンスは沢山あるのですが、
私にとってはこの松下流「企業の目的」を知ることが一番の収穫でした。
(会社の目的が利益だけならオレオレ詐欺などの悪徳商法も是となってしまう)


「企業」について哲学を説いた本ではあるけれど、
それは同時に「個人」に対しても当てはまります。
そしてその哲学に、深く影響されることは間違いないです。
文句無しの名著。
posted by 地獄坂 at 00:35| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月25日

『心が軽くなる本―「不安」を「安らぎ」に変える57のヒント』山崎 房一

こころがかるくなるほん.jpg
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「もっと病気の初期に読んでいたら治るのが早くなったかもしれない!」と、
思えたほどメンヘラーにはオススメの本です。

たった200ページ弱の文庫本に、
自分の心のケアの仕方のエッセンスがギュッと詰まっています。


以下、中でも非常に参考になった点を抜粋します。

・心の病の大半は「気分転換」の失敗から引き起こされる
 (本書には認知療法的な「気分転換チェックリスト」が載っています。
 これで実際に書くことで気分転換ができるようになっています)

・悩みは小さければ小さいほど心に鋭く刺さる。

・ストレスが忙しさや過密なスケジュールによってもたらされるという考えは実は間違い。
 実際は、その逆で能動的な行動は、むしろストレスを追い払う効力がある。

 (私は朝散歩と運動を始めて病気が快復してゆきました。すごく納得!)

・楽しいとか満足だという感情がなければ、気分転換は成立しない。
 感情問題は、理屈では解決できない。
 「わくわくと心がはずむ」という感情の満足が大事。


・怒りや悲しみは自分のホンネの感情を言葉で吐き出すこと、
 つまり感情浄化という石鹸で洗わなければキレイにならない。

 (ホンネを言える相手がいることがいかに大事なことか!)

・多くの人はいわれのない罪の意識に悩み、過剰な孤独感に苦しんでいる。
 自分に対する罪の意識を捨てると、ひとは3倍も元気になれる。

 (心の中の負の感情は誰しもがもっている。大事な事はそれを認めてあげるということ)

・心はいくら鍛えても強くなることはない。
 むしろ心は「強くしよう」とすると反対に弱くなってしまう。 
 あるがままの状態の心が最強である。
 今の自分自身に百点満点をつけよう。

 (メンタルタフネスを身につけようと頑張っていた自分にはびっくりの言葉!)

・磨かなくてはいけないのは、心ではなく言葉や行為。
 もともと心には、強い弱いという判断はもとより、
 正や悪あるいは美醜の基準など、どこにもない。



やはり注目すべきポイントは「自己肯定」ですね。
自分のあるがままの感情をあるがままに受け止めること。
言いかえれば、大事なのは「がんばらない」ということでしょうか。

Amazonマーケットプレイスで1円で買ったのに、
こんなに収穫があろうとは、驚きでした(笑)
おそらく今後も何度も読み返す本になるでしょう。


メンヘラーだけじゃなく、日々不安を抱えている人、
自分に自信がない人、悩んでいる人すべてに読んで欲しい本です。
posted by 地獄坂 at 12:13| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月24日

『脳を活かす勉強法』茂木 健一郎

のうをいかすべんきょうほう.jpg
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「また勉強法の本読んだんかい!」と突っ込みを受けそうですが(笑)、
これはベストセラーにもなっていて気にはなっていたのです。

本書は、脳科学の衣をまとってはいますが「科学本」かと言われると難しいですね。
ドーパミン、シナプス、海馬など脳科学用語はふんだんに使われていますが、
それが本当に科学的根拠を持ったものかどうかは「斜め45度」から見た方がいいと思います。


かといって、本書が役に立たないと言っているわけではありません。
茂木健一郎さんの経験知として、本書で紹介された勉強法は有効であると思います。

中でも使えると思ったのが…

・タイムプレッシャー法
 自分の作業に制限時間を与えて集中力を増す。

・瞬間集中法
 思い立ったらすぐに勉強に着手して心理的障害を除去。
 作業のスピードを速く、圧倒的な分量をこなし、
 作業に夢中になる没入感が重要。

・茂木流記憶術
 五感をフル活用して(読み、書き、聞き、解く)、
 大量に覚えるのが唯一の記憶術。
 記憶の時間帯は朝のゴールデンタイムがベスト。


本書をつらぬく姿勢は「いかに気持ちよく勉強をするか」です。
「勉強はつらいもの苦しいもの」と思いこんでいる我が身としては、
得るものはあった本ですね。
posted by 地獄坂 at 16:41| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

擬似科学とメディア

サイエンスアゴラで『擬似科学とメディア』という非常に面白い講演を聞いたので、
その内容を以下にまとめたいと思います。
(擬似科学に興味がない人は読み飛ばしてください、笑)

講演者は『疑似科学入門』の著者である池内了氏、
『サイエンスZERO』のコメンテーターなどで有名な佐倉統氏、
日本人初の宇宙飛行士で日本科学未来館館長の毛利衛氏、
チンパンジーの研究などで有名な動物行動学者長谷川寿一氏でした。


1.池内了氏
・池内氏は著書『疑似科学入門』で疑似科学を3種類に分類している。
 その中でも、第三種疑似科学はいわゆる「複雑系」と言われる分野で、
 環境問題や金融工学がそれにあたりシロクロとつけにくく取扱いが難しい。

・擬似科学が蔓延する理由としては、
 「科学は信用できるもの⇔害となるもの」という一般人のアンビバレントな気持ち、
 「何でも人に決めてもらう」という「お任せ」民主主義、
 科学リテラシーの不足から生じる懐疑精神の欠如、
 「何でも早く結論が欲しい」というメディアの時間の加速の4つが考えられる。

・マスコミの罪として、
 「何でも即決即断の姿勢」、「広告媒体としての一方的宣伝」、
 「おもしろければなんでもよいという姿勢」、「脳科学と遺伝子への安易な結びつけ」、
 の4つが考えられる。


2.佐倉統氏
・基本的に科学とメディアは異文化の交流と考えていい。

・アメリカエール大の学生に対して誤った脳科学の根拠を示しても信じる傾向があった。
 →高度な教育を受けている学生に対しても擬似科学への信仰を防ぐのは難しい。

・擬似科学の蔓延は今に始まった話ではない。
 近代西洋科学が発祥するまでは、人類は擬似科学と共に生きてきたといってもいい。

・擬似科学を批判することはなぜ難しいか。
 自然科学の原理原則は人間の常識・直観に反することが多いため。
 →擬似科学の方が直観的に受け入れられやすい
 個々の擬似科学を批判しても、きりのないモグラ叩きになってしまう。
 従って、擬似科学の蔓延を防ぐには構造的な原因の解明が必要である。
 

3.毛利衛氏
・全ての擬似科学が悪いと言えるだろうか?
 当然、科学者としての視点からみたら反省すべき点はあるが、
 社会と科学の間をつなぐコミュニケーションの一つの手段ともなり得るのではないか。
 たとえば、子供に科学の楽しさを教えるスタートラインとして、
 科学的厳密性をもたない擬似科学を使っても良いのではないか。

・科学の定義は「周囲の理解の方法論の一つ(人類の集合知)」と言える。
 他の方法論は宗教や法律などいろいろあり、科学はその中の一つである。

・多くの科学者は「科学で社会が営まれている」と思っていないか?
 科学はあくまで方法論の一つであり、社会の中心ではない。

・擬似科学は社会との関係で、相手次第で利用すべきものである
 (たとえば子供に対してなど)


4.長谷川寿一氏⇒血液型性格判断に要点を絞って講演
・血液型性格判断は世俗知の一つである。
 世俗知とは、社会の中で広く共有された知識であり流行性があり感染力が高い。
 また、世俗知は人々の暗黙知でありコミュニケーションの手段として使われる。

・血液型性格判断は、戦後以来流行の波があり、
 現在は倫理上の問題でTVでの血液型別性格のラベル付けは禁止されている。
 しかし、流行は出版、ゲーム業界に市場を移し、それらは倫理規程がない。
 (○型の説明書シリーズは累計500万部の売れ行き!)

・血液型性格判断を擁護するサイエンスライターもいる。

・血液型性格判断の問題点は、
 論理学的問題点(血液型と性格が生物学的相関があるわけがないという点)、
 実証的問題点(統計学的に証明されていない点)、
 社会学的(一部の血液型の人の差別につながる点)の3点があげられる。


以上、つらつらと講義メモ風に書いてしまいました。
「擬似科学」というテーマは、自分にとっても興味深い事ですので。
個人的には、科学者でありながら一般人の視点にかなり歩み寄った毛利衛氏の話が面白かったですね。

その後のディスカッションで、
科学的ではないけれど昔から広く伝われてきた知恵「伝統知」があり、
その「伝統知」が歴史の短い自然科学を下支えしてきた面もあり、
それらを「擬似科学である」と単純に糾弾するのはどうか
、という議論もありました。

また、一方では、効用が胡散臭い健康食品など、
個人に対して確実に損失を与えている「擬似科学」が存在するのは確かであり、
それらを防ぐには個々の事例の「モグラたたき」ではなく、
一般の人に対して科学的なものの考え方を広く普及すること、
つまり、教育によって科学リテラシーを高めることが重要では
、という結論でした。


個人的感想としては、
こうして一流の科学者達が「科学でないもの≒擬似科学」を論じることは、
自然「科学の定義」を論じることになり、自分にとっても、
あらためて「科学的なものの見方とは何か」を考えさせられた講演でした。
ぜひ、今後の仕事にも生かしたいと思います。

本講演は、サイエンスアゴラで一番の収穫でしたね。
posted by 地獄坂 at 16:18| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サイエンスアゴラ行ってきました

科学に対する知的好奇心を取り戻すため、
11/23(土)にサイエンスアゴラに行ってきました。


聞いた講演は、
『分子の世界をアートとエコロジーから見る』
『科学で街を元気に!科学フェスティバルは地域を活性化できるか?』
『疑似科学とメディア』の三つです。


元々の本命だった『分子の世界をアートとエコロジーから見る』はやはりおもしろく、
久しぶりに分子の世界に触れられて、知的刺激を得たとともに、
「やべ、オレ分子の基本の基本を忘れとる」という危機感も得られた講演でした(笑)


『科学で街を元気に!』は興味が沸かず、半睡状態で聞きました(笑)


『疑似科学とメディア』とメディアは、時間があったので聞いたのですが一番の当たりでした。
『疑似科学入門』(岩波新書)の池内了氏、日本人初の宇宙飛行士毛利衛氏と講演者も豪華で、
内容もわかりやすく、実に興味深かったですね。
ですので、この講演の内容はまた別枠でまとめます。


さてさて、『分子の世界をアートとエコロジーから見る』では、
有機化学サイト『有機化学美術館』で有名な佐藤健太郎氏のプレゼンが一番おもしろかったですね。
テーマは、タイムリーな「CO2について」でした。

内容を抜粋しますと…

・コーラの中にメントスを入れると炭酸が噴き出す!名づけてメントスガイザー。
 (理由は不明らしいです。メントスの多孔質性が関係しているかもとか…
  人体で実験すると非常に危険なので絶対にしないように!)

・地球温暖化のCO2原因説について。
 最近、出版界を中心に「懐疑論」が大きくとりあげられている。
 しかも、それらを論じているのは気候学の専門外の学者ばかりである。
 (たとえば、養老孟司氏など)
 佐藤氏いわく、「これはちょっと危険な傾向なのではないか」
 IPCCという気候の専門機構がCO2原因説を結論づけたのだから、
 その専門家の意見に従うのが妥当なのではないか。

・石灰石(CaCO3)でできている、サンゴ樵は海水温度のたった1,2度の上昇で白化してしまう。
 現に、現在サンゴ樵が壊滅的な被害を受けている地域がある。
 こういった理由でも、地球温暖化は阻止すべき問題である。

いろいろと考えさせられる内容でした。


まとめますと、サイエンスアゴラは、無料とは思えないほどの充実した科学フェスティバルでした。
しかし、あまり世間に認知されておらず、参加している人も理系の人ばかりのようで残念でした。
もっと、一般の人にも普及していいすばらしいイベントだと思います。
posted by 地獄坂 at 15:23| ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

少しぐるぐる思考に陥っています

最近、職場復帰を直前に控えて、
様々な不安や悩みが胸の奥から湧いてきて、
久々に少しぐるぐる思考に陥っています。

また、復帰後も毎週実家近くの病院に通わなければならないことも、
そのぐるぐる思考の一つの原因になっていると思います。

例えば…

「ちゃんと朝起きて会社にいけるのだろうか?」

「職場できちんとコミュニケーションできるのだろうか?」

「周りの人は自分に対してどんな扱いをするだろうか?」

「忘れてしまった仕事の内容を思い出すことができるだろうか?」

「毎週、茨城⇔千葉を往復して、疲れて体調をくずさないだろうか?」

「念願だったやりがいのある仕事は結局できるのだろうか?」

などなど。


そうなんです。全部杞憂なんですよね(笑)

こんなぐるぐる思考は、実家生活中何度となく襲ってきましたが、
最近はちょっと第三者的な視点で自分を見れるようになってきました。
不安・悩みはもうしょうがないんです。
自分はそんな性分であり、それが弱みであり強みでもありますから。

しかし、

「起きていないこと、変えられないことを悩んでもしょうがない。
 変えられることは変えていこう、変えられないことは忘れよう」


この言葉を今は自分に言い聞かせて、落ち着かせています。


あと、デール・カーネギー先生流の「今日一日の区切りで生きよ」ですね。

それを教訓に、今は「毎日朝ちゃんと起きて会社に行くこと」だけを目標にしたいと思います!
posted by 地獄坂 at 14:51| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月21日

『史上最強の人生戦略マニュアル』フィリップ・マグロー

じんせいせんりゃく.jpg
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勝間和代さんが「最も影響を受けた本の一つ」と推薦している本。

ここまで読むのに時間のかかった自己啓発本は初めてです。
本自体がワークブックになっていて一つ一つ課題をこなしていく形になっています。
その課題が、自分の内面をかなり掘り下げるものでやっていてつらい。

本書は本屋で平積みにされていて、気軽に手に取りそうですが、
買う人は相当の覚悟を持って買った方がいいと思います。
ただ、読むだけだったらなんの意味もない本ですから。
自分は課題用に買ったノートを一冊つぶしました。
多分休職してなかったら挫折していたでしょう(笑)


本書で繰り返し述べられることは「現実主義者になれ」という主張です。
そして「自分の人生に対して責任をもて」という主張が繰り返されます。
言われていることは、楽観論でも根性論でもなく、
ひたすら現実的で厳しい内容です。

ただ、この本の課題に本気で取り組むことで、
自分が無意識に望んでいたこととそれをかなえるための現実的戦略がわかるでしょう。
時間をかければかけるほど得られるものは大きいと思います。


自分にとっては座右の書となりましたが、
時間のない一般ビジネスマンには勧められないという点で、
星4つ☆☆☆☆の評価です。

ただ、人生の転機を迎えている人、深く悩んでいる人にはオススメです。
posted by 地獄坂 at 12:33| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録 改訂版』

フォトサイエンス化学図録.jpg
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『萌え周期表』読んでいる場合じゃないと思い(笑)、
最近はまともな化学本を読み始めました。
まずは本書で高校化学からおさらいです。
(院卒のくせに実に情けない話ですが…)

この本は実にすばらしいです。
オールカラー写真付きで250ページ。
物理化学基礎から各元素の特徴、有機化学まで、
高校化学+アルファの基礎を全て網羅しています。
また、燃料電池やカーボンナノチューブなど、
化学の最新トピックも織り交ぜています。
しかも値段が850円で激安っ!
(専門書だったら数千円して当たり前)

とりあえずこの本を押さえておけば、
化学の家庭教師はできるでしょう。

化学系の人は、一家に一冊のオススメの本。
posted by 地獄坂 at 10:02| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【紹介記事】人生は沈みかけたボートだ

すいません、またIDEA*IDEAより記事をご紹介。
ググッとくる言葉がありましたもので。
IDEA*IDEAにはいつもお世話になっております(笑)

# 人生は沈みかけたボートだ | IDEA*IDEA

上記記事より、
「人生は沈みかけたボートだ」

「池の中にボートが浮いている。あなたはそのボートに乗っている。
 そしてボートの底には大きな穴が開いている。
 あなたは急いで水をボートからかきださなくてはいけない。」

「しかし重要なのは水をかきだし続けることではない。
 ボートを岸に寄せることがもっとも重要なことでもあり、
 もしくは思い切ってボートを捨てて岸に泳ぎ着くことかもしれない。」

「目の前の問題にしゃかりきに取り組んでいるうちに疲弊するよりもっと大局を見るべし」


う〜ん、名言!時々思い出したいですね。
かつ身につまされる言葉です。
目の前の問題にしゃかりきに取り組んで疲弊しましたから(笑)
posted by 地獄坂 at 09:46| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【紹介記事】人生にブーストをかけるための11の法則

はたまた紹介記事です(笑)
自分でも反省すべき点が多かったもんで。

# 人生にブーストをかけるための11の法則 | IDEA*IDEA

上記記事によると、人生にブーストをかけるための法則は以下の11個。

1.もっとも大事な人にもっと時間を割きなさい
2.素敵な思い出をつくることにもっともっと集中しなさい
3.少数の良い本を読んだり、読み返すためにもっと時間を割きなさい
4.本を読むときは大事なところに時間をかけて、その以外は読み飛ばしなさい
5.使わないものはまとめるか捨てるかしなさい
6.あなたがもっともよく使うスキルに時間を投資しなさい
7.非効率的な作業や、意味のない作業をリストアップして排除しなさい
8.強みに集中しましょう
9.節約するときは分野を絞って
10.不労所得でないかぎり、非効率な収入源は断ちましょう
11.どういうときに効率よく仕事ができるか理解しましょう


いや〜実にためになります。

その中でも、
3.少数の良い本を読んだり、読み返すためにもっと時間を割きなさい
4.本を読むときは大事なところに時間をかけて、その以外は読み飛ばしなさい

は、自分の読書法を見直すきっかけにもなりますね。
ただ、冊数をこなせばいいというわけではないと。
名著の熟読、これはとても重要。
そして名著以外は飛ばしよみで必要な所だけをピックアップ。賢い読書法ですね。


7.非効率的な作業や、意味のない作業をリストアップして排除しなさい
8.強みに集中しましょう
11.どういうときに効率よく仕事ができるか理解しましょう

「残業ゼロの仕事力」を達成するためにも必要な意識ですね。


あと、
6.あなたがもっともよく使うスキルに時間を投資しなさい

これは私が最も反省すべき点で、これから意識すべき点です。
自分がもっともよく使うスキルは何か、それは「化学」です。
この休職期間中、はっきりいって「化学」を無意識的に避けていました。
多分、職場を想起させてしまうからでしょう。
しかし化学メーカーにつとめ化学で飯を食っていく決意を固めた以上、
化学のスキルをきちんと新陳代謝させねばならんな、と思いました。
『萌え周期表』読んでいる場合じゃありません(笑)


みなさんも、上記法則を自分に当てはめて考えてみましょう。
posted by 地獄坂 at 09:25| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月20日

【紹介記事】人はギャンブルから何かを学べるか?

なんと!あの経済評論家の山崎元氏が「ギャンブル肯定派」とは!

人はギャンブルから何かを学べるか?―評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」

意外でした…。

でも確かに山崎氏のおっしゃる通り、
ゼロサムゲームのギャンブルにも効用があるというのは個人的には賛成です。

一つには、氏の言うとおり身銭を切るから「真剣に頭を使う」からです。
学生時代にアホみたいな時間を麻雀にかけていましたが、
あれほど偶然に左右されながらも頭を使わなくてはいけないゲームはないでしょう。
負けた時も負けた理由を冷静に考えるという意味では、脳みそを鍛えていたと思います。
今では、「才能がない」と見切って足を洗っていますが(笑)


山崎氏が言う理由の二つ目は「世の中が思うとおりにならないことを知ること」です。
確かに、2年前にある種の自信を持ってインデックス投資を始めましたが、
今は世界同時不況の影響で損失を出し、そのことを実感しています。
(インデックス投資はゼロサムゲームではないので正確に言うと「ギャンブル」ではないのですが)

「未来なんて予想できない」「人生なんて思うようにいかない」という教訓を、
ギャンブルで知ることは精神的予防注射になるというのは山崎氏らしい論説ですね。


もちろん、世の中には「頭も使わず」「教訓も学ばず」、
ただのギャンブル依存症になっている人は沢山いると思います。
(パチンコ、パチスロ、競馬などなど)
依存している人たちはすぐに足を洗うよう努力すべきだというのが個人的意見です。
ギャンブル業者を儲けさせるだけですから(笑)

ギャンブルは余裕資金でたしなむ程度に、というのが一番ですね。
posted by 地獄坂 at 09:13| ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月19日

『脳を「見える化」する思考ノート』午堂 登紀雄

のうをみえるか.jpg
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「書くこと」ってとても大事なことだと思うんですよね。

不安や悩みも「書くこと」で頭が整理されて楽になる。
スケジュールやToDoも「書くこと」で忘れないようにすることができる。
本や映画の感想も「書くこと」で内容を頭に定着させることができる。
つまり、「書くこと」は脳の整理にかかせないアウトプットだというわけです。

しかし、世の中には「書くためのツール」があふれています。
ブログ、手帳、ノート、PDAなどなど…

また、「書くための手法」も最近はやりであふれています。
マインドマップ、ロジックツリー、マトリックスなどなど…

それらを選択するのは本当に難しい。
本書はそれらアウトプット術の一つの最適解になると思います。

本書の主張はいたってシンプルです。
「書くためのツール」はB5のノートに絞ってしまおう。
そして、「書くための手法」は貪欲に取り入れて、自分流にアレンジしよう、
という内容です。

具体的には、以下のような手法を著者は実行しています。

1.B5ノート1冊に仕事もプライベートもすべての情報を書き込む
2.目標・ToDoリスト・打ち合わせメモ・読書メモ・アイデアメモなど
  あらゆる発想を書きとめる
3.書くときは、キーワードを線や矢印でつないで関連性をもたせる
4.後から何度も見返して加筆し、発展させる


このノート術で、著者は33歳で資産3億円(!)を作ったといいます。
となると、「著者にとっては」この手法は一番だったといえます。


自分は、この本を読んで、
逆に「どのノート術も参考になる点だけ取り入れよう」と思いましたね。
現に本書の著者は様々なノート術を自己流にアレンジして成功を収めているわけですから、
どのノート術も「その人に最適」というわけではないんですよね。


本書から参考すべきと思った箇所は「ブレインワークアウト」という手法です。
その手順は…
@自分の欲望を全て書き出す
A今やらなくてはいけないToDoを書きだす
B優先順位をつける
C行動レベルのToDoにブレークダウンする
D処理したら消しこんでいく
EそのToDoリストは常に更新していく

という手法です。
つまり「自分の隠れた夢・欲望を行動レベルまで落とし込む手法」でしょうか。
こうして夢・欲望を「見える化」したら実現する可能性が高まるといいます。


一方、現在の私のアウトプット法は以下の通りです。

ブログ:読書、映画の感想、日々の思いつきを書く
    (外向けの文章だから適当なことがかけない)
ノートモーニングページと認知療法ノートの合わせ技
    日々の思いと病気を治す宣言を毎日つらつらと書く
    (内向けの文章だから公開はせず適当に書く)
大きなスケッチブックマインドマップを書く(でかくて白地の方がいい)
手帳:スケジュールとToDoリスト、仕事関連のメモを書く
  
『脳を「見える化」する思考ノート』によれば、
以上の事はB5ノートで事足りるということなんですが、
私は今後もこの4つのアウトプットを使い分けていきたいと思います。

ただ、「ブレインワークアウト」をはじめ本書から参考になるポイントは沢山あったので、
ノート術の方に生かしていきたいと思います。
中でも、「キーワードを線や矢印でつないで関連性をもたせる」や
「図表を積極的に使っていく」手法は役に立ちそうですね。
posted by 地獄坂 at 14:14| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月18日

『どんな仕事も楽しくなる3つの物語』福島 正伸

どんな仕事も楽しくなる3つの物語.jpg
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この本のポイントは実に単純でしたね。

本書によると、
「仕事を面白くする心構え」は以下の5つに絞られます。

@仕事の意味を考える
Aものごとを前向きに受け止める
B自己原因で考える
C自分の可能性を信じて、自分らしくやる
D目指すことを、あきらめない


一見あたりまえだけど、日々ルーチンワークに追われていると、
考えることのないことかもしれません。

この単純な正論ですぐに救われるとは思いませんけれど、
「考えようとする」だけでかなり変わると思います。

この本で紹介された3つの物語はその心構えを実践した人の話です。
それらは現実的で、おしつけがましさが少ないです。


1時間程度で読めて、心にも残る良書なので、
仕事に「楽しさ」を感じていない全ての人にオススメしたいです。
posted by 地獄坂 at 21:26| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

手帳活用法の確認

もうすぐ手帳を使う生活に戻るので、
丸の内丸善で吟味して、09年度版は高橋手帳のこれ↓を買ってきました。
http://www.takahashishoten.co.jp/notebook/978-4-471-68095-4.html
やっぱり手帳は直にとって確認して買うのが一番ですね。

ちなみに、『ワタミの夢手帳』とか『フランクリンプランナー』みたいな、
「夢をかなえる」系の手帳は私にはしっくりきません。
所詮は手帳は、スケジュール管理の道具の域を脱しないかなぁ、と思ってます。


さてさて、8か月も手帳なしの生活をしていたので、活用方法を忘れています。
そこではたまた『The21』の「手帳術特集」より抜粋して覚え書き的に確認します。
(自分向けに書いてあるので、普遍性はありませんよ。あしからず)

1.アポやスケジュールは必ず一か所に集約する
 これはオン、オフ問わずにですね。アポが確定した時点ですぐに記入。
 手帳を見たらスケジュールがわかるって感じにしたいですね。

2.いつでもどこでも持ち歩き「その場ですぐメモ」を徹底
 これは現場、実験室系の技術者はできないです。手帳を持ち歩けませんから。
 でも「その場ですぐメモ」って、とっても大事。
 だから、現場に行く時は制服の胸ポケに入るノートにメモを記入。
 その後、アポやスケジュールは手帳に転記。

3.アポは「始まりの時間」だけでなく「終わりの時間」も書き込む

 「終わりの時間」を意識することで、デッドライン効果で効率が増しますね。
 ぜひ意識したいです。

4.外出する用事のときは移動時間も書き込む
 まあ、まず出張することはないんですが(笑)。 覚えておきます。

5.未確定のアポも鉛筆で必ずメモ
 後で消しゴムで消せるように。その場で時間を埋めるというのがポイント。

6.翌日のスケジュールを一日の最後に必ず確認
 これって大事なことですよね。
 朝会社に来た時「今日は何するんだったっけ?」と思うのと大きな違いです。
 精神的にも楽になると思います。

7.「小さな締め切り」をつくり手帳にすべて書き込む
 例えば「○○会議でプレゼンテーションする」という仕事の場合、
 「資料集め」「構想を練る」「パワポ作成」「練習・確認」と細かくタスクを分け、
 それぞれに締め切りをつけるってことですね。
 これは精神的にかなりラクになりそうなテクニック。

8.想定外の事態に備えて予備時間も確保しておく。
 スケジュールをタイトに埋めすぎないってことですね(笑)
 これはとても大事。遊びがなくなるとストレスがたまりますから。

9.ToDoは「細かく分解」してできるかぎり具体的に書く
 7番と同じようなテクニック。大きな漠然としたToDoではなくて、
 具体的な行動まで落とし込んだToDoまで細かく分けるということ。

10.ToDoはメモ欄ではなくスケジュール欄に直接書き込む
 これも現場系には難しいんですよ(笑)
 現場⇔事務所を行ったり来たりするから、手帳だけに書き込むとToDoが確認できない。
 だから私は胸ポケノートにも手帳にも一日のToDoを書きこむことにしています。

11.「メールの返信し忘れ」を手帳にメモして防止
 これはやっていなかったですね。
 基本は「メールはすぐ返信、さもなくば○○日までに回答することを返信」というのは心がけていましたが、
 その○○日というのも手帳に記入するということですね。 覚えておきます。

12.「いつやるのがベストか」をよく考えてスケジュールを組む
 人間は一日でもやる気が出る時間帯と出ない時間帯があります。
 たとえば、午前中の10〜12時は冴えてる時間帯。
 午後の13時〜15時は眠気に耐える時間帯(笑)
 だから、午前中にデスクワークを午後にアウトワーク、もしくはミーティングを持ってくる。

13.「自分アポ」も書き込み一人でやる仕事の時間を確保
 「パワポ作成」とか「レポート作成」なんてこの典型です。
 その時間に用事を頼まれても「アポ入ってます」って言っちゃえばいいんですよね。
 「定時後にやればいいや」という考え方はもうやめようと思います。
 おまけに、平日のオフの「自分時間」もスケジュールに入れちゃおうと思います。
 「19時〜20時 ジョギング」とか。 これこそ残業ゼロの人生力!(by吉越浩一郎)


これを書いていて、だんだん仕事のやり方を思い出してきました。
以前よりムリなくムダなくこなしていく、というのを意識してやってきたいと思います。

まあ、当然まずは目の前の「健康」ですが(笑)
posted by 地獄坂 at 11:21| ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月17日

『全身当事者主義』雨宮 処凛

ぜんしんとうじしゃ.jpg
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雨宮処凛という人物の経歴ははっきり言ってすごいです。

中高校生のときに激しいいじめにあい10代の時、リストカットを繰り返す。
その後、ビジュアル系ロックバンドの追っかけにハマる。
21歳の時に「この日本はおかしい」と右翼系団体に入会。愛国バンドのボーカルとして活躍。
また、就職氷河期で正社員になれずフリーターになりキャバクラ嬢などを務める。
精神薬のオーバードーズによる自殺未遂も体験。
その後、自らの壮絶な体験を基にした作品でライターとしてデビュー。
現在はプレカリアートの問題などで運動を続けている。

要するに、いじめ、メンタルヘルス、若者の格差問題など、
日本が抱えている深刻な問題の当事者であり続けたんですよね。
本書は、それらの問題について「第三者」ではなく「当事者」達が語る対談集です。


自分もメンタルヘルス系で「そちらの世界」に少し顔を突っ込んでいる身ですけど、
全然「当事者」としては深く考えてはいなかったと思い知らされました。

当然、雨宮氏のような壮絶な体験をしない限りは「当事者」にはなれないんですが、
普段まっとうに働き、まっとうに生活し、
何も考えずに「最近の若者は根性が足らん!」と言うようなおじさんにこそ読んで欲しい本ですね。

日本は、みんなが知らないかげにはこんな人達がいますよ。
posted by 地獄坂 at 22:32| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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