2008年08月29日

『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』細谷 功

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」.jpg
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最近なにかと話題の「地頭力」。
その発端となった本書を読んでみました。

この本の基本コンセプトは勝間和代氏の『ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』と同じですね。
ただ本書の方がとっつきにくくわかりにくいかも。

「地頭力」とは、いわば「問題に対して自分の頭で考え解決する能力」のこと。
それを「地頭力」と定義しています。
それに対して、現代人は「知識・記憶力」、義理人情の「対人感性力」に偏っていると指摘しています。
もちろん、それらも大事なんですが、
どんな情報もネットで検索できてしまう昨今、
自分の頭で問題を考えて、解決する能力がビジネスマンに求められているといいます。

その「地頭力」は訓練で鍛えられます。
その手段が「フェルミ推定」です。
「フェルミ推定」とは、例えばいきなり、
『日本全国に電柱は何本あるか?』という質問をされたとき、
「わかりません」と即答するのではなく、
少ない情報でも仮説を立てて推論をして短時間で概算すること。
それを習慣化することで「地頭力」は身に付くといいます。

その「フェルミ推定」のベースとなるのが、
@知的好奇心
A論理的思考能力
B直感力
 です。

@の知的好奇心については、ある問題についてまったく推論せずに、
「わかりません」と答えたらそこで思考停止ですので納得ですね。
少なくとも「頑張って解いてみよう」という姿勢がないといけません。
Aの論理的思考能力については、もはやビジネスマンの基本ツールと言われていますが、
自分的には全然身についてないので、かなり焦りですね(笑)

そして、そのベースに基づいた上で「フェルミ推定」を進めていくためには、
三つの思考力が求められます。

1.仮説思考力(結論から考える)
2.フレームワーク思考力(全体から考える)
3.抽象化思考力(単純に考える)


細かい説明をすると長くなってしまうので、
興味がある人は本書を読んでください。
(というか、自分も完全に理解していません、笑)

一つ目の仮説思考力については、
小宮一慶の『ビジネスマンのための「数字力」養成講座』にも述べられていましたね。
とにかく少ない情報でも仮説(ゴール)を設定してから問題に取り組んでみる。

二つ目のフレームワーク力については、元々ある思考の型を使って問題の全体を俯瞰してみる。
例えば、上記の「電柱の問題」であれば、
鳥の目で日本列島を俯瞰して都市地域と地方地域を分けて考えてみる。
その時のポイントはMECE(もれなくだぶりなく)です。

三つめの抽象力とは自分なりの解釈では、
問題にならない枝葉末節を切り捨てるということです。
例えば先の問題で日本列島の面積を考えるときに、
面積の情報がなかったら、大胆に日本列島を長方形とみなしてしまう!
それで最終的に有効数字が多少ずれても問題はないんですから。


以上のように「地頭力」を身につけたあるA君は、ビジネスの場面でも、
部長「A君、○○の件の売上の見通しはどのようになりそうかね?」
A君「えー、現時点では△△という予測のもと、おおよその見通しは…円になりそうです。」
と答えられます。対して、自分みたいに知識偏重の人間B君は、
部長「B君、○○の件の販売の見通しはどのようになりそうかね?」
B君「えーと、現時点ではわかりかねます。今日まとめますので明日回答してよろしいですか?」
部長「今私が聞きたいのは現時点での販売見通しなんだよっ!」
などと、ビジネス上で大きく差が付きそうですね…(泣)

やっぱ、「地頭力」。欲しいな…。


何かと示唆が多かった本書でしたが、やはりこれも実践の書です。
実際に「シカゴにピアノ調律師は何人いるか」とか
「琵琶湖の水は何滴あるか」などの演習問題を自分で解いていくことしか身に付かないですね。

でも、自分でこれを続けていく自信はないので、
同じく「地頭力」をつけたいという人たちが集まって、
共同で演習問題を解いていく「地頭クラブ」をつくればいいのでは?
それも、参加者の向上心と知的レベルは同等という条件で!
(でも、さすが現実性が薄いかな〜)


しかし、冷静に考えてみるとちょっと「地頭力」というキーワードに浮かれてしまったようです。
ひとまず、巻末に載っていた演習問題を自分で解いてみることにします。
posted by 地獄坂 at 23:54| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『 貧乏クジ世代―この時代に生まれて損をした!?』香山 リカ

貧乏クジ世代.jpg
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著者のいう「貧乏クジ世代」(70年代生まれ)に、
ちょうど自分が当てはまるではないかと思って、
軽い気持ちで読んでみたら結構おもしろかったです。

「貧乏クジ世代」とは、ちょうど団塊の世代の子供くらいの年代で、
子ども時代になんとなくバブル景気を体験して、
大学に入り就職しようと思ったら世の中は就職氷河期で、
「自分たちは貧乏クジをひかされた!」と思っている世代だそうです。


基本的に「○○の世代」といって、
ある世代の価値観を固定化するのは好きじゃないんですが、
著者のいう「貧乏クジ世代」の価値観がいくつか自分の価値観とかぶっていて、
共感するポイントが多かったですね。

例えば「がんばらないと大変なことになる」という観念。
確かにそれはありますが、今までやってきた努力に対するだけの現実が
今ここにあるかといわれると、全然そうは思わないですね。


または、著者のいう『エヴァンゲリオン症候群』。
(さすが、オタク精神科医らしい素晴らしいネーミングだ、笑)
『エヴァンゲリオン』では、平凡な中学生シンジが変な機関にいきなり呼ばれ、
「君しかこのロボットは操縦できない。君は地球を守る特別な人間なのだ!」と言われる。

つまりは「特別な人間だと思われたい願望」「天職願望」のことです。
自分にそれが少なからずあるのも、やはり否めなかったですね。


著者の貧乏クジ世代へのアドバイスでは、
「がんばっている自分を認めて、ポジティブに考えること」
「天職、適職願望は危険。現実的な条件に着目すること」

と言っています。

はい、現実的に参考にいたします(笑)
posted by 地獄坂 at 16:16| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『他力』五木寛之

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〈他力〉という浄土真宗の教えから、
混迷の現代を生きるヒントを語った五木寛之氏のエッセイ集です。


昨今は自然「自己責任」つまり〈自力〉が重要視される世相ですが、
「人事を尽くして天命を待つ」という精神、
うまくいっていない時は「どうも今は〈他力〉の風が吹いていないようだ」と、
どっしりと構えて待つという姿勢が大切だと述べています。

どうも、そういう仏教的な価値観は自分に合うようで、
読み終わった後、気持ちがラクになり落ち着いた居心地になりました。


『大河の一滴』『人生の目的』『他力』と、これまで五木寛之氏のエッセイ集を読んできましたが、
勝手ながら、根っこの部分で五木氏と自分の思想は同じなのではないかと思ってきました。

それは、
「人生とは苦の連続でままならないものだ」
「人間は泣きながら生まれてきた」というマイナス思考から出発している点です。
(壮絶な戦後の引き揚げの体験をした五木氏と、
 平和な時代に生まれた自分を比べるのはまことにおこがましいのですが…)

しかし、五木氏はそのマイナス思考から出発して、
すでにはるかに人生の高みに登りつめています。
言うなれば、人生に希望や光を見出しています。

自分は今、もがいてもがいてそのマイナス思考から脱出しようとしている最中なんですが、
そんなタイミングに五木氏の著作に出会えたのは幸運だったと思います。
多分、病気にならなければ本を読むということもせずに、
ただがむしゃらに働いていただけだったでしょうから。
(それも〈他力〉のなせる技…?)
posted by 地獄坂 at 15:46| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月28日

『ワーキングプアは自己責任か』門倉 貴史

ワーキングプアは自己責任か.jpg
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同じ著者の『貧困大国ニッポン』が、
ワーキングプアに陥った人々の実録集だったのに対して、
本著はワーキングプア問題について、
統計的なデータに基づき分析した総論になっています。

基本的な論調は、山田昌弘氏が
『希望格差社会』や『少子社会日本』で述べていたものと同じですね。


ジニ係数から近年、日本の格差は増大している傾向にあること。
その原因は、政府の規制緩和により企業による雇用が、
派遣や契約社員などの非正規社員を増やす方向に進んだこと。
そしてその結果、年金未納の増大、非婚化・晩婚化による少子化が進行しているということ。

この、格差の拡大は日本だけの問題ではなく世界的な潮流であることも本書は指摘しています。
特に、アメリカ、おとなりの韓国、中国の格差拡大は深刻なものがあります。


ここで、タイトルにもある「格差は自己責任か」という問題ですが、
著者は「そうではない」と結論づけています。

ワーキングプアに陥った人々が働く意志がないのかというと、
そうではないのは明確です。
世界的な格差の拡大の原因は、「新自由主義」という名の市場万能思想に基づき、
社会的なルールを定める前に規制緩和を推し進めたことだと著者は述べています。

最近まで、日本では景気拡大局面であったのにもかかわらず、
一般市民にはその実感がわかなかったこと。
つまり、企業の利益の増大が労働者に分配されなかったことは、
その「新自由主義」にあるのかもしれません。

確かに企業の目的の一つとして、
「株主のために継続して利益をあげること」が挙げられると思いますが、
そのために従業員が「手段」あるいは「モノ」として扱われるのは本道を外れています。
企業の存在の意味は「従業員に対して安心で満足できる環境を与える」ことにもあるわけですから。
(『ザ・ゴール 2』より)


最後蛇足となりますが、
最近自分は、格差問題についての書籍を結構読んでいますが、
これは決して正義感に燃えているからではありません。
強いて言うならば、完全な「エゴ」です。
格差問題を対岸の火事だとは思っていないからです。
社会の問題の現状を把握した上で、
危機感を持って生き抜く力を身につけたいと思っているからです。

「難しいこと考えなくてもテキトーにやってたら食っていけるさ」
という考え方ももちろん大事で、
常にそう考えていられたらどんなにラクか、とも思うんですが(笑)
posted by 地獄坂 at 15:11| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『たったの72パターンでこんなに話せる英会話』味園 真紀

たったの72パターン.jpg
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英会話を独学したい!と思ったら、
まず読むべき本ですね。

中学校なみの文法レベルだけど、
日常会話によく出てくる72パターンを紹介してくれます。

とりあえず、このパターンを脳みそに焼き付けるまで覚えておいて、
あとはボキャブラリーを増やしていけば、
英語の日常会話は成り立つんじゃないでしょうか?
(そんなに甘くないかもしれませんが…)


とにかく、付属のCDはクルマのBGMに決定です。
posted by 地獄坂 at 14:19| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月27日

【紹介記事】投資信託のガイド

非常に役に立つ投資信託のガイドサイトを見つけました。


投資信託のガイドファンドの海


金融の専門家ではないブロガーが作ったとは思えない充実ぶりです。
趣味、ここに極まれりって感じですね。
このサイトを一通り読むだけで、
『お金は銀行に預けるな』や『ウォール街のランダムウォーカー』
を読むぐらいの投資基礎力がつくと思います。

そして、自分個人の意見では、
特定の商品に誘導するような下心は全くないサイトです。


「投資を始めたいんだけど、何から手をつけていいのかわからない」
「お金を銀行の定期預金にずっと預けっぱなし」
というような人は、一度上記サイトに目を通してみたらいかがでしょう。
posted by 地獄坂 at 11:33| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『英語リスニングのお医者さん』西蔭 浩子

英語リスニングのお医者さん.jpg
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リスニング専門のCD付き英語学習本です。

日本人にとってなぜ英語は聞き取りにくいのかを、
いろいろなパターンに分けて解説してくれます。

ただ「三日間で英語アレルギーが治る!」という売りの本ですが、
自分には難しすぎて一か月かかりました(笑)
CDの会話がネイティブのスピードに近くて、
ここまで聞き取れないのか!と今の自分のレベルとの差に愕然としましたね。

リスニングは、英語の発音の特徴を踏まえた上で、
あとはひたすら聞きまくるしかないと思いました。


難しいですけど、内容は非常に充実しているので、
お買い得な一冊です。
posted by 地獄坂 at 11:12| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月26日

『ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス』エリヤフ ゴールドラット

ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス.jpg
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『ザ・ゴール』の続編なので生産管理の本かと思っていたら、企業経営の本でした。
もっと詳しく言うと〈思考プロセス〉という、問題解決の一手法を解説したビジネス小説です。

はっきりいって、自分には難しすぎました。
というか、本書は不親切すぎます。

図表はあまりないまま会話のみでその〈思考プロセス〉を解説していくんですが、
基本的に登場人物はみんな頭がいいので次から次へと理解していきます。
自分は頭が悪いからか、その理解スピードに全然ついていけませんでした。


小説としてみても、その手法を使って、
赤字状態の企業経営をポンポンと立て直していくのを読んで、
「そんなにうまく行くのか?」と大いに疑問でした。
(しかも、紙とペンだけで考えた問題解決手法で!)


参考になった点としては、前作『ザ・ゴール』では、
「企業の究極の目的とは、お金を儲けることである」として、
ひたすらお金のための改善を目指していましたが、
本書では企業の目的を以下のように視点を広げています。

1.現在から将来にわたって、お金を儲ける
2.現在から将来にわたって、従業員に対して安心で満足できる環境を与える
3.現在から将来にわたって、市場を満足させる


また『ザ・ゴール』のTOCの手法を使って製造部門の生産性の改善を進めると、
供給が需要を上回った場合、人員が過剰になり、
その結果、人員削減などで結局自分の首を絞める結果になりかねない。
だから、ボトルネックが需要側(=マーケット)にある場合は、
この〈思考プロセス〉を使って需要側の改善を行う必要がある、ということはわかりました。


とにかく、〈思考プロセス〉という問題解決手法の有用性はわかりましたが、
本書だけではそれを使いこなせるまでは無理、というのが正直な感想です。
posted by 地獄坂 at 23:46| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

近況報告

最近、体調は確実に回復しているのですが、
まだ本調子ではないということなので9月も復帰断念です。

もう、ドクターにストップ宣言されても動揺しなくなりましたね。

「どうでもいいや」の境地というとネガティブすぎますが、
人生なんてままならない時期なんて沢山あります。
大事なのは「今何ができるか」ってことですよね。

いずれにしても、将来自分の力で食ってかなきゃならないんだから、
今のうちに種をまけるものはまいておこうという心境です。

というわけで、今日も英語の勉強がんばりますか(笑)


英語の勉強についてですが、
毎日のように「iKnow!」をやっているんですが、
最近は「iKnow!」だけではいつか限界が来るとわかってきましたね。

確かにこのプログラムはやってて楽しくて、
英語に対する勉強のハードルを下げているというメリットはあります。
でも、文法力、ロングリスニング力がつかないというデメリットがあります。
そして、痛いのはスピーキングの練習ができないこと。
(あたりまえっちゃあたりまえか)

結局、英語だけじゃなくどんな勉強もアウトプットしなきゃ上達しないんだから、
英会話学校に通ってがむしゃらにしゃべりたいです。

まあ、今は、がまんがまん。ですが。
posted by 地獄坂 at 12:02| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『人間の関係』五木寛之

人間の関係.jpg
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五木寛之氏のエッセイは我々内向的人間(特に病気もち)の心にいつも深く染み渡ります。

本書は著者の「人間の関係」に主眼を置いたエッセイなのですが、
その中で著者が自分のうつ状態を克服するために、
毎日思ったことをノートにとっていたというのがありました。
それは現に今自分がやっているモーニングページと一緒です。
自分も毎日モーニングページには希望を持てる一節を入れています。


そして、「鬱とは生命力があふれながら、それに屈している状態」という
著者の言葉にとても勇気づけられます。
鬱というのは、エネルギーにあふれながらもその制御方法をしらずに自らつぶれてしまう人、
そして感受性が豊かで親切で(不器用で)周りの悪意を直に受け止めてしまう人がなると思うのです。
でも、それはある意味とてもいい長所だといえると思うんですよね。

そんな、自分の性格をほこりに思いながらも、
この「苦」に満ちた人生を生きていこうと思いました。
posted by 地獄坂 at 00:08| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月25日

『「心の翼」の見つけ方』浜口 隆則

「心の翼」の見つけ方.jpg
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タイトルがスピリチュアルな匂いがするのでちょっと敬遠していたのですが、
愛読していた書評ブログで評価が高かったので読んでみたら大当たり!
大いに希望と勇気を与えてくれる本でした。


『脳が教える! 1つの習慣』では、人間は「習慣」の動物だといっていましたが、
この本では人間は「思い込み=常識」の人間だと問うています。
その思い込みで人は自らにメンタルブロックをかけている。
そして、「思い込みを捨てれば人は成長できる」とのこと。

本書で紹介されている8つの思い込みは…

1.「自分にはできない」という思い込み
2.「失敗しちゃいけない」という思い込み
3.「仕事は嫌なこと」という思い込み
4.「運はコントロールできない」という思い込み
5、「お金は汚いもの」という思い込み
6.「自分らしさは悪いことだ」という思い込み
7.「成功しないと幸せになれない」という思い込み
8. 「自分は一人で生きていると」という思い込み


自分にとって発見だったのが、まず2の思い込みですね。
失敗の反対は決して成功ではない。失敗の反対は「何もしないことだ」。
成功する人はだから、失敗を成功までのプロセスだと考える。

あと、3の「仕事は嫌なこと」という思い込み。
これを捨てられるだけで人生の8割を占める仕事を有意義に過ごすことができますよね。

そして、最後の「自分は一人で生きていると」という思い込み。
今自分は休職中で実家にお世話になって、
「自分で生きているのではなくて生かされている」
そして「いろんな人の親切、相談で支えられている」と強く意識しています。
これは人生を生きていく上で、非常に大事なことです。


本書は「幸せ=成功」ではないと言っている時点で、
ありきたりな成功本とは一線を画していると思います。
自分の殻をやぶれない人、不器用すぎて空回りする人、
失敗をおそれて何も行動に起こせない人。
そんな人全員に読んでほしい本です。非常に勇気が出ると思います。
posted by 地獄坂 at 23:32| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『使ってはいけない英語』ディビッド・A. セイン, 長尾 和夫

使ってはいけない英語.jpg
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どちらかというと自分のような英語初心者ではなく、
留学や海外転勤直前の人のような、
すぐに英語圏に行く可能性が高い人が読むべき本ですね。

「え、この表現もダメなの?」という例がたくさんあります。

例えば…、

・You'd better〜と言うと脅し文句に聞こえる

・ネイティブに人に年齢、結婚について質問したら失礼

・How are You? Fine thank you. という会話は実際に使わない

・Thank you. You're welcome.というフレーズも日常会話では使わない


義務教育で教えられてきた英語とあまりに違うので、
え?と思いますよね。

ある程度英語レベルが上がったらこの本を再読して復習します。
posted by 地獄坂 at 14:59| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『カンフー・ダンク!』

はっきりいって『少林サッカー』の焼き直しです。
派手なカンフーとイケメン達がダンクを決めまくる、
映像重視の中身空っぽ映画です(笑)

こんなこと書くと酷評じみてくるんですが、
そのド派手な映像が普通に楽しめたんですよね。

「リバウンドを制する者はバスケを制す」と自分で言っときがら、
実際のバスケはカンフーとダンクの嵐でもうメチャクチャ。
おいおい、リバウンドはどこいった!!

でも、それが結構楽しかったんですよね。

ラストシーンなんて「カンフー使えば宇宙の法則さえも変えられる」という、
『少林サッカー』以上のトンデモぶりです。
もはや、スポーツにとってカンフーは、
ガンダム世界にとってのミノフスキー粒子なのでしょうか?
(わかりますか?このたとえ)


とにかく、派手なカンフーシーンと派手なダンクシーンが見たい方は劇場でどうぞ。
posted by 地獄坂 at 13:37| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月23日

『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』小宮 一慶

ビジネスマンのための「発見力」養成講座.jpg
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150ページ程度で非常に読みやすいです。

「発見力」を鍛えるためには、
まず広い範囲で何事にも関心・疑問をもつこと、
そしてその上で仮設を立てて検証をする練習をすること。

新聞や本を読んで、自分の頭で問題を考えてみるというのが練習になるかもしれません。


ただ、本書には具体的な手法はあまり書かれていないので、
ビジネスに関わる「発見力」「注意力」を身につけるための、
コツがわかる程度だと思います。

同じ著者のビジネス本であったら、
『ビジネスマンのための「数字力」養成講座』の方が実践的でおススメです。

できれば、本書→『ビジネスマンのための「数字力」養成講座』の順番で読むのが一番かも。
posted by 地獄坂 at 11:28| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月22日

『ルポ貧困大国アメリカ』堤 未果

ルポ貧困大国アメリカ.jpg
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サブプライム関係の本を読んでいて、
世界最大の大国の問題は根深いのではないか、
ということに思いいたって本書を読んでみました。


本書はアメリカの「格差社会」の実際の状況をレポートした本です。
アメリカの「負の側面」のみをクローズアップしています。

貧困による不健康な食生活で肥満化する子供たち、
高額な医療費で一気に貧困層に転落する人々、
軍に入ることでしか食いぶちを見つけられない高校生、
また、最貧困層の労働力をあてにした「民営化された戦争」。
「アメリカンドリーム」の負の現実がまざまざと見せつけられました。

元々自分は、『ファストフードが世界を食いつくす』等を読んで、
アメリカという国がハリウッドやディズニーに象徴されるような
華やかな国というイメージはなかば捨てていましたが、
本書で書かれている事実は激烈でしたね。

サブプライムローン問題の背景には、
「新自由主義」の名のもとに貧困層をターゲットとしたビジネスモデルがあった。
そしてそれが、富裕層をますます富ませ貧困層をますます貧しくさせ「格差」を拡大していく。


日本が今のアメリカをめざしているとしたら凄く怖い。
将来は『希望格差社会』に書かれていた以上のものになってしまうと思います。
少なくとも、日本の現在のセーフティネット、
公的医療保険、公的年金、生活保護費等は維持し続けていくべきです。


多少激情的な面に偏っている点もあり、
読めばアメリカが嫌いになってしまうかもしれないという難点もありますが、
良質のルポルタージュです。
posted by 地獄坂 at 13:03| 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月21日

『死の壁』養老 孟司

死の壁.jpg
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『バカの壁』の続編です。
こちらも口述筆記の本ですが前作と比べてまとまりをもった本になっています。

日本人にとって「死」とは何かということを養老先生が滔々と語っています。
解剖学者として長年「人の死」に関わってきただけあって、
養老さんは死について身近に、そして真剣に考えているのだと感じました。
おっしゃる通り、現在の日本人にとって死は「数字」「記号」のようなあいまいなもので、
いつか必ず自分も死ぬということも忘れて生きている人が大多数だと思います。


また「死」には三種類ある、という話しがおもしろかったです。

一つめは「一人称の死」、つまり自分の死。
二つめは「二人称の死」、親しい間柄の人の死。
三つ目は「三人称の死」、赤の他人の死。

「一人称の死」は自分では自覚できない。
だから、自分にとっては存在しないと同じ意味である。

自分に一番影響を与えるのが「二人称の死」。
また、自分にとっての「一人称の死」は周りの人にとっては「二人称の死」。
だから、人を殺してはいけないのと同じように自殺をしてはいけない。

そんな話です。


この本を読んで、養老孟司という人は理系出身であるから、
話しが科学的、論理的なアプローチで進んでいくんですが、
最後には、まるで五木寛之みたいな仏教的、多神教的な結論になっているな、と思いました。

「一元論は怖い。多神教的な寛容性が大事だ」
「人生なんてままならない。特に死がその最たるもの。だから悩んで当たり前」

というような。
posted by 地獄坂 at 11:57| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月20日

『バカの壁』養老 孟司

バカの壁.jpg
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超ベストセラーをいまさらながら読みました。
本書は売れに売れたわりには、まとまりに欠けて読みにくいですね。
口述筆記という形式だからでもあるのでしょうが。

養老先生の頭の中を拝見、といった意図の本でしょう。


脳内の一次関数という考えかたがおもしろかったです。

脳の中には係数aがあり、入力される情報をxとすると、
出力yは、y=a×xという関係式で表わされる。
つまり、a(解釈)がゼロだったら話しかけても無反応。
aがマイナスだったら話したことが逆効果になる。

aはプラスにもマイナスにも柔軟に変化し人によって異なる。
それが「話してもわからない」理由なのだそうです。

また、このaを固定化してしまうのが一神教の原理主義の怖さなのだ、とも言っていました。


決してわかりやすくはないけれど、
得られる知見はありました。
posted by 地獄坂 at 12:25| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『「人たらし」のブラック心理術』内藤 誼人

「人たらし」のブラック心理術.jpg
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扇情的なタイトルとは裏腹に、実にまっとうなコミュニケーション本でしたね。

心理学に基づいて、「いかに人に好印象を与えるか」の、
具体的で細かいメソッドが多数紹介されています。

個人的に役に立ちそうと思ったのは…

・怒りっぽい人と話をするときは何かを食べさせた方がいい
 (空腹感は人をイライラさせる)

・同じ話ばかりする人は「自己中心的」なイメージを与えてしまう

・人に好かれたいなら、自分の健康に気を配るべき
 (体調が悪いと悪印象を与えてしまう。強く同感!)

・人は「3回」会うと印象をかなり固定化してしまう
 (一番大事なのは初対面の時の印象)

・自分の弱みをさらけだすと相手が親近感を覚える


ビジネスだけではなくモテテクニックとしても応用できそう?

軽くて読みやすいので、
カーネギーの名著『人を動かす』を読む前にこちらを一読するのもありです。
posted by 地獄坂 at 11:15| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『デッドライン仕事術』吉越 浩一郎

デッドライン仕事術.jpg
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『「残業ゼロ」の仕事力』とほぼ論調は同じです。
ただ、こちらの方が組織論よりはやや個人の仕事のやり方に言及しています。

「日本のホワイトカラーの仕事の生産性が低いのは残業をするからだ!」
という逆転の発想を展開しています。
普通、生産性が低いから残業をするといいますよね。

吉越さんは、仕事のアウトプットは「能力×時間×効率」で決まると言っています。
人の能力は一定だから、時間を固定化してしまえば(つまり残業をなくせば)、
否が応でも仕事の効率を上げざるを得なくなる。
その方法が「すべての仕事にデッドラインをつくる」こと。

それだけでは仕事は劇的に効率化しないと思いますが、
「まず残業をやめてしまえ!」という発想は爽快です。

(具体的な効率化メソッドは『なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣』を読むといいと思います)


自分の仕事のやり方だけでなく、
自分のワークライフバランスについても考えさせられる一冊です。
posted by 地獄坂 at 10:56| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

モーニングページ実施状況

『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』に従って、
先週からほぼ毎朝モーニングページを続けています。
まあ、モーニングページとはいっても頭に思い浮かべたことを、
ノートに3ページぐらい勢いで書いていくだけの作業なんですが。

さて、その効果のほどは…
はっきりいって今の時点ではあまりわかりませんね(笑)

自分の中の創造性が復活しているかどうかも分かりません。
そもそも、自分の創造性とは何なのかということも分かりません。
本当に創造的になったら、本とか出版しちゃうんだろうか(笑)


ただ気付いたのは、この作業は全く苦痛ではないということです。
普通にこれからも続けることができると思います。
人に読ませるためではなく、ただ自分のために書くものなので、
文章の構成など何も気にせず思いのたけを吐き出せます。

こころなしか、モーニングページを始めてから、
朝の頭の働きが活発になったような気がします。
もしかしたら、覚醒を早める効果もあるかもしれないです。

「創造性の回復」という本来の目的以外にも、
病気の快復という効能もあるのかな?

そんな期待も抱きながら、今後もモーニングページ続けていきます。
posted by 地獄坂 at 10:35| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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