2008年05月31日

最近の健康事情について

ちょっと最近の健康事情について。

最近は、はっきり言ってあまり調子良くないです。
薬のおかげで毎日9〜10時間は寝られるんだけど、
日中の眠気と倦怠感がひどいっす。副作用のせいかな。

運動制限をされて、あまり走らなくなったから、
食欲も落ちて、4月から体重2キロも落ちたし。
運動少なくして体重落ちるって、いかんよなぁ。
(今、青梅トレイル完走できるかっていわれたら、絶対ムリ)

4月は、「この期間にできることをせねば」という焦りが強かったけど、
5月は、「こんなんでホントに復帰できるのか?」という不安が強かったです。
とりあえず、睡眠障害をなんとかしなきゃいかん!ってのが現状の課題です。


でも、最近はあまり難しいことばかり考えずに、
毎日積極的にお笑いとか見ることにしてますよ〜
番組でいったらレッドカーペットとかね。

それで、最近のお笑いに関して思ったのが…

・なだぎ武はもはや職人芸に達している

・狩野英孝って、始めはムカついてたけど意外とおもしろいんじゃね?

・芋洗坂係長の今後が心配です。ネタがもつのだろうか?

・土田晃之はひな壇芸人としては、模範的なエリートだ。

以上、どうでもいい話題で締めくくりました(笑)
posted by 地獄坂 at 02:24| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月30日

『「困った人たち」とのつきあい方』ロバート・M・ブラムソン

困った人.jpg


仕事上で人に多大な迷惑をかける「困った人たち」への対処法を、
実に詳細に説明したマニュアル本です。
いわば、カーネギー先生の『人を動かす』の応用版といえるかも。


この本では、「困った人たち」を7つの類型に分類しています。
攻撃型、不平型、過剰同調型などなど。
(自分はある意味、過剰同調型の「困った人」だったかなと思ってしまった)


人生において、
「困った人たち」と一緒になって多大なストレスをこうむることは、
少なくともビジネスマンにとっては避けては通れない道なので、
そんな場合にこの本は良い処方箋となると思います。


英訳本で多少読みにくく、教科書的な側面もあるので、
決して読んでておもしろい本ではありませんが、一読することをオススメします。
これは「読む」ための本ではなくて「使う」ための本だといえるから。

オレも今後の人生のために、手元に置いておきます。
お世話にならないことを祈りながら(笑)
posted by 地獄坂 at 02:09| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月29日

『不都合な真実』

ここまで啓蒙的で政治的なドキュメンタリー映画は初めて観ました。

マイケル・ムーアの『華氏911』も実に政治的な映画でしたが、
あれは風刺的なエンターテイメントという側面もありました。

しかし『不都合な真実』は、実にまじめな映画ですね。
アメリカの化石燃料頼りの非効率な生活様式と、
環境問題に関心が薄いブッシュ政権を真剣に批判しています。
まさに、アメリカ人に向けて作られた啓蒙映画だと思います。

ゴア氏が「我々が動けば問題を解決できる」と最後に締めたのも、
アメリカ人の自尊心を利用するうまい言い方だと思いましたね。

この映画と世界を回る環境啓蒙活動の結果、
アル・ゴアはIPCCと共にノーベル平和賞を受賞し、
アメリカ含め多くの世論に影響を与えた。
政治的活動としては、大成功ですね。すごい政治家だなぁ(笑)

この映画を多くのアメリカ人が観て、
アメリカのエネルギー消費効率が少しでも日本なみに近づいてくれれば、
と願います。


日本人にとっては、
環境問題を理解する最初の一歩としてはオススメだと思います。

気温上昇、人口爆発、北極の氷の溶解などの事実が、
映像とデータでわかりやすく表わされています。
(一部、事実誤認だという指摘もあるみたいですが…)


映画の最後に「この映画を観るように知人に勧めてください」
と書いていましたが、オレも観るべきだと思います。

しかし、ゴア氏の語り口が「だから我々はCO2を削減しなくてはならない」と、
センセーショナルな面に偏っている感があるので、
観た後に以前紹介した『ほんとうの環境問題』を読んで熱を少し冷ましましょう(笑)

映画中でも語られていましたが、
「日本のエネルギー効率は既に世界一」なので、
「変わるべきはアメリカ(と中国)だ」ということがわかりますよ。
posted by 地獄坂 at 16:36| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネット生保参入に期待

ネットバンキングにネット証券株式取引と、
なにかとネット金融に頼りまくっている地獄坂ですが、
とうとう「ネット金融ビジネスの最後の牙城」である、
生命保険にも独立系ベンチャー企業が参入したらしいですね。
非常に興味深いです。

会社名はライフネット生命。
事業内容については経済評論家の山崎元氏が詳細に説明しているので、以下をご参照あれ。
http://diamond.jp/series/yamazaki/10031/

これでネット専業生保会社はSBIアクサ生命に続いて2社目らしいです。

このライフネット生命の企業ホームページを見てみたんですけど、
http://www.lifenet-seimei.co.jp/
生保や医療保険の基本的知識が丁寧に説明されていて勉強になりますね。
保険料見積もりのツールもわかりやすくて楽しいです。


山崎氏の言葉によると、
「日本人は異常なほどの生命保険好き」で、
「本来必要のない補償額をかけている人が大部分」らしいです。

また、既存の大手生保会社の製品は、

1)既存の保険商品の価格が高すぎる
2)売り方の能率が悪い
3)商品が複雑で、不必要なものまで売っている
4) 契約させるプロセスに問題がある

という欠点をもち、ネット生保会社は、
これらの既存生保会社に対するアンチテーゼが詰まっているとのこと。


生命保険は、住宅ローン(家賃)、車の維持費などと並び、
家計の重要な固定費で、いずれは避けては通れない道です。
(オレは今は扶養家族がいないので入ってませんが…)

ただ、生保や医療保険の場合人生の長期間の付き合いになるので、
事業の安定性が一番の課題になりますよね。

オレの場合、
扶養家族ができるまではまだ当分時間がかかりそうなので(笑)、
その間にネット生保の安定性を判断したいと思います。

それまでは生保レディの攻撃をかわし続けたいと思います(笑)
posted by 地獄坂 at 01:30| ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月28日

『オペラ座の怪人』

2004年度公開の最新版を観ました。

素晴らしい音楽とダンス、凝りに凝った演出、
そして、大予算をかけたド派手なセット。
これぞ劇場で観るべきだ、って感じの娯楽大作でしたね。

どの場面で一時停止しても絵になるほど、
映像は非常に美しかったです。


ストーリーは個人的には突っ込みどころ満載なんですが、
あまり突っ込んじゃいけないんですよね。ミュージカルだから(笑)
しかも、あの有名な『オペラ座の怪人』だし。

あえて、言わせてもらえば、

・143分は長すぎ。2時間以上も三角関係を見つづけるのはきついなぁ。

・ヒロインのクリスティーヌの優柔不断さにムカついたオレは変でしょうか?


劇場で観たら、もっと感動したかも。


ちなみに個人的には、
才気にあふれても狂気的なファントムのキャラクターと、
『からくりサーカス』のフェイスレスが重なりました。

どうでもいいか(笑)
posted by 地獄坂 at 16:25| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月27日

『Helples』

青山真治初監督作品で、
浅野忠信の初主演作品。

題名通り「救いようがねー!」って、内容の映画でした。

例えていうなら北野武の『ソナチネ』や『Brother』を、
より衝動的でわかりにくくした感じ?

観終わって気持ちのいい作品ではないですよ。
だって、人に対する愛情がほとんど感じられないから。

浅野忠信が劇中来ていたニルヴァーナTシャツを見ると、
10年前の時代性もあったのかな、と思います。

個人的には、
『サッドヴァケイション』を既に観ていて、
登場人物に後に「救い」があることを知っていたから、
多少、安心して鑑賞できました。

80分という短さもよかったかも。
Helplessが2時間も続くとさすがにつらい…。


この映画を見て『サッドヴァケイション』の
分らなかった部分の大半が理解できた(笑)
posted by 地獄坂 at 18:32| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ちょっと環境問題について

昨日まで2夜連続で放映された、
NHKスペシャル『北極大変動』を観て愕然としました。

番組の論点を端的に説明すると、以下のような感じです。

@ 北極圏の氷がここ数年で急激に消失しつつある。

A @のせいで、生態系が乱れホッキョクグマなどが絶滅の危機にさらされている

B @の現象が、北極圏のCO2吸収能を減少させより地球温暖化を加速させる

C @のおかげで北極圏の資源開発競争が高まり、より多くの化石資源が採取される

D Cにより、世界の化石燃料消費が高まりよりCO2排出量が増え、地球温暖化が加速する
  (いわゆる負の連鎖)

ここで愕然としたのが、@の事実です。
この4,5年で北極圏の氷が急激に減っているのは紛れもない事実。
その影響を受ける、A、Cの現象は今現在進行形中なので、
今後、どう展開していくかわからない。


そして、ちょっと疑問に思ったのが、
「地球温暖化」→「北極圏の氷の減少」の因果関係ってホント?ってこと。
さらに突っ込むと、
「大気中のCO2の増加」→「地球温暖化」の関係ってホント?


この番組を見て、自分の環境問題への無知さを思い知らされたので、
さっそく、地球温暖化対策へ疑問を投げかけている、
『ほんとうの環境問題』(池田 清彦, 養老 孟司)を読んでみました。

ほんとうの環境問題.jpg

いきなり懐疑論から読むなんて、ひねくれ者ですね(笑)

でも、TVや新聞からの情報なんて常に一方的じゃないですか。
環境問題でいえば、地球温暖化現象は「当然の事実」として表現され、
CO2削減に全国民一致で協力して京都議定書を守ることが「善」とされている。

地球温暖化に懐疑論をとなえている科学者もいるのに、
主要メディアで取り上げられる割合はほぼ0%。
だから、あえて懐疑論から読んでみようかなって。無知ゆえにね(笑)


この本はハッとさせられる内容が実に多く書いてありましたね。

例えば、以下のような内容。

・日本の省エネ技術はすでに世界一。
 従ってCO2を削減するためには排出権取引に頼らざるを得ない。
 それに要する予算は年間一兆円。
 京都議定書を守ることは確実に国益を害する。

・環境問題にはブームがある。例えば、かつて騒がれいたダイオキシン、
 環境ホルモンなどは今は問題にもなっていない。

・環境問題はつまるところエネルギーと食糧の問題。
 現在の日本の食料自給率は39%。エネルギー自給率は4%。

懐疑論というよりは、
「環境問題とはどういう問題なのかもっときちんと考えてみようよ」
という論調の本でした。

現在はメディアの影響もあって環境問題に関心の深い人も多いと思うので、
立ち止まって別の視点で問題を見てみるという意味でも、ぜひ読んで欲しい本ですね。


最後にちょっと雑談。

現在オレは時間が沢山あるからこんな本が読めるけど、
はっきりいって、一般の働いている人は、
「環境問題」にしろ「政治問題」しろ、興味を持つヒマがないですよね。

平日は働くことに多くの時間を割かれるし、
数少ない余暇は、遊びや家族のために使うのが当たり前。

どちらも将来の自分たちの生活に影響するのは確実だけど、
活動をするのはおろか、考えている余裕もない。
なにせ、毎日食っていくのにやっとだから。

だからこそ、政治家や官僚など国のリーダー達に、
きちんと考えて行動して欲しい、と思うわけです。

無知の雑談でした(笑)
posted by 地獄坂 at 14:38| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月24日

『夜のピクニック』

『HINOKIO』で名演技をみせた多部未華子が出ているので、借りてみました。


「あぁ、オレも高校時代に戻って青春してー!」
って思うような、実にさわやかな映画でした。
(けっして現実逃避ではないですよ、笑)

この映画で描かれている高校生は、
現代風のスレた若者ではなくて、
「もどかしさ」や「汗臭さ」とか、
「ドキドキ感」や「単純な明るさ」とか、
本来の10代らしい純粋さを持っていてとてもうらやましかったです。

語られるセリフはホント臭くてぎこちないんだけど、
それがまた彼らの「若さ」を際立たせていました。


そういえば、この映画の舞台になる「歩行祭」って、
水戸にある高校の実際の行事をモデルにしているみたいですね。

「全校生徒が24時間かけて80kmを歩く伝統行事」って、
一見すると軍隊的で時代遅れのように思えるけど、
この映画を観ると、いい行事だなぁって思えますね。

みんなで体力を極限まで追いつめて、
ゴールではすばらしい達成感が得られる。
同時に、忍耐力と仲間との連帯感が生まれる。

こういった学生時代のお祭りって、一生の思い出になるもんね。


過去を惜しむのではなくて、
過去の良いことを思い出させてくれる映画です。
posted by 地獄坂 at 17:17| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カーネギー先生に首ったけ

いきなりこんな事書くと勘違いされるかもしれませんが、
オレは最近まで、敬虔なクリスチャンを多少うらやましく思っていました。

ここでいう敬虔なクリスチャンとは、
決して狂信的ではなく他人に迷惑をかけない信仰者という意味です。

『聖書』は世界で一番読まれている書物ですが、
敬虔なクリスチャンは常に聖書を手元に置いておき、
自分に迷いが生じたとき、はたまた他人のために祈るときにそれを開く。
そして、その行為で気持ちが晴れ、心の平静を保つことができる。
彼らにとっては、聖書はまさに最高の自己啓発本といえるでしょう。
それがオレには多少、うらやましかった。

でも、自分は典型的な日本人だから、
宗教に対しては、負の側面の印象を強く持っています。
また、歴史や様々な事件から「妄信が一番怖い」ということは十分認識しているつもりです。
(歴史上の宗教戦争なんて人類の愚の骨頂だと思っている)
だから、今更どこかの宗派に属そうなどとは微塵も思っていません。

だから、ここでいう『聖書』とは、
敬虔なクリスチャンが自らの人生観を一貫させ、
精神を安定化させるための「ツール」という意味です。

自分にも、そんな「ツール」としての『聖書』が欲しかった。


そんな、当面の間「ツール」となり得そうな書物が見つかったわけです。
それがデール・カーネギーの『人を動かす』と『道は開ける』です。
(えらい前置き長かったな…すいません)

人を動かす.jpg 道は開ける.jpg

この二冊は50年以上も前に書かれた本なのに、
いまだに本屋のビジネス本コーナーに平積みされている有名な作品です。

『人を動かす』は良好な対人関係を構築するための処方について、
『道は開ける』は自らの悩みへの対処方法について書いています。

「果たして歴史の試練に耐えた本はどんな内容か」と気になっていたので、
この機会に読んでみたわけです。

読んでみて納得。「なるほど、これは歴史に残るだろうな」と思いました。
内容は、歴史上の偉人の名言・至言から著者本人の経験から学んだ事の具体例をふんだんに載せて、
対人関係の構築の仕方、悩みの対処方法について、
実に具体的で実践的な手法が書いてあります。
その手法は、はっきり言ってしまったら「ありきたりなこと」なんだけど、
自分が今まで、そのありきたりなことが全然できてなかったことに気付きました。


オレの読書は基本的には乱読で、次から次へと本を読んでは捨てていくのですが、
この二冊は今後も手元に置いておき、事あるごとに読み返したいと思います。
だから、「読む」ための本というよりは「使う」ための本だといえます。


一過性のベストセラーではなく名著と呼ばれる作品は、
やはり相応の深い内容を伴っているんだなぁ、と実感しました。
posted by 地獄坂 at 13:01| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月23日

『サイン』


『シックスセンス』のシャマラン監督作品。

「今回も最後に大どんでん返しが?!」と期待したんだけど、
全然期待はずれだった…。

ラストシーンはあえて言及しないですけど、
「神の奇跡は本当にある」ってことが言いたかったのかなぁ。
う〜む、わからん!


終わってみたら、中途半端なミステリーでした。
ある一家を様々な超常現象が襲うのですが、
『ミスト』という超怖い作品を観た後だったから、
全く怖さを感じなかったですね。

途中まで、みんな真面目な顔してコメディをしていると思った(笑)
ある意味トンデモ映画です。
posted by 地獄坂 at 18:10| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『人生後半戦のポートフォリオ「時間貧乏」からの脱出』 水木 楊

人生後半戦.jpg

ポートフォリオという題名から投資本を想像しますが、
実は人生における時間の大切さを論じた本でした。
それも、抽象論にとどまらず、内容は非常に具体的で実践的。

単純な勝ち組・負け組思想に一石を投じるとともに、
金融リテラシーも身につく非常におもしろい本でしたね。


まず、冒頭から
「あなたは生活を築こうとして失っている」という文にハッとしました。
世の中の多くの人々は、モノ、カネをもっと沢山得ようとして多忙を極めて、
時間という人生における貴重な財産を平気で失っているとのこと。

また「モノとカネはトレードオフ」というのは常識ですが、
著者は「モノとカネと自由時間はトレードオフ」という概念を打ち出し、
この自由時間を無形資産と考えた上で、
人生全体のポートフォリオを考えようと言っています。

そして、「自分時給を求め時間をカネに換算する方法」を用いて、
様々な計算例を紹介して、自由時間を増やす方法を説明しています。


『夫が家事を手伝わない夫婦の定年後の確執』や、
『家賃が多少高くなっても通勤時間を短縮させることの利点』も、
自由時間を資産化して計算させる方法で論じていて、新鮮でした。


この本を読んで、
例えば自分だったら読書、映画、登山などの自由時間を差し置いて、
ひたすらお金を貯めるために働き続ける人生など意味がないだろうなぁ、と感じました。


人生が後半戦じゃなくても、
ライフスタイルを見直したい人にはオススメの本です。
posted by 地獄坂 at 15:48| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『茄子 スーツケースの渡り鳥』

nasu.jpg

『アンダルシアの夏』の続編がOVAで出ていると聞き、
うれしくなって借りてきて、早速観てみました。

今回は原作漫画の設定を思い切って拡充して、
主役の座ははペペからチームメイトのチョッチに移動。
原作にはいない登場人物も数人出てきています。
それが功を奏して、ストーリーに重みが増して、
気持ちのいい快作になりましたね。

54分という短尺も観客を飽きさせなくてGood。


オレは自転車レースはそんなに詳しくないけど、
「ギアチェンジをした後のチェーンのはまる音」や、
「レース集団の中の各選手の駆け引き」などのこだわりようは健在。
黒田硫黄に負けず劣らず高坂希太郎監督って、よっぽどの自転車好きなんですなぁ。

毎時50キロを越えるロードレーサーのスピード感も相変わらず迫力があった!


個人的に気に入ったのは、ザンコーニの大物オーラの纏いっぷりです。
一周間違えて棄権したのに、他の誰よりも目立っていたのがおもしろかったっす(笑)
(原作読者しかわからんな、このネタ…)


あ、ちなみにこの物語には茄子はほとんど絡んでいません(笑)
posted by 地獄坂 at 00:42| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月22日

『マラソン』

陸上映画だと思って観たら、
知的障害者(自閉症)の子供を抱えた家族の、
至極まっとうな人間ドラマだった…。


物語の大部分は、自閉症の主人公とその家族のドラマからなっています。

最後のマラソンは、主人公の自立と家族の和解の「手段」になってるんですが、
それまでに丁寧に描かれたドラマがあったからこそ、
決してありきたりではない感動シーンになっていました。

マラソンって、
世間一般の人から見たら、何が楽しいかわからないだろうし、
実際走っている最中は「苦しい」のが大部分だけど、
ゴール後に得られる達成感は別格なんですよね。
そして、「また、走ろう」って思うんですよね。

競技的な部分は決して詳しく描かれてはいないけど、
観ると走りたくなる映画ですね。


また、オレは自閉症について今まで無知だったんですけど、
この映画を機会に「病気ではなく先天性の障害」であることを知りました。
(そして、自分でもちょっと調べてみました)


『レインマン』や『アイアムサム』しかり、
知的障害をテーマにした映画は名作が多いけど、
『マラソン』も上記作品に劣らず名作だと思いますよ。


[おもしろかったシーン]

主人公が夕飯を食べてる最中におならをした事を母親に怒られて、
その後、わざわざ玄関から外に出ておならをするようになったシーン。

⇒ 韓国では飯中のおならは絶対厳禁?(笑)
posted by 地獄坂 at 14:57| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『Y十M』読んでみた

Y十M.jpg

はたまた漫画話題です(笑)

『Y十M』(せがわまさき)を読んでみました。
(5巻までだけど)

ストーリーは単純な勧善懲悪ものですね。

一族を皆殺しにされた女七人が、「会津七本槍」と呼ばれる達人たちに復讐を企てる。
その手助けをするのが、時代劇のヒーロー柳生十兵衛三厳!


う〜ん、せがわまさきは絵も相当うまいし、
時代劇を書かせたら最適だとは思うんですが、
前作『バジリスク』の愛憎入り乱れる超絶忍術合戦を読んだ後では、
どうも物足りなさを感じますね〜

敵役の「会津七本槍」は忍者ではなく武芸者なので、
戦闘シーンも武芸に秀でた人間通しの戦いの域を越えないし、
ストーリーも単純な復讐劇なのである程度先が読めちゃいますね。
(5巻の時点で七本槍は四本まで減っているし、笑)

これから、びっくり仰天の展開になるのかな。
教えて!漫画マニア!(笑)


さてさて、これは、
『バジリスク』に続く山田風太郎『忍法帖』シリーズ第二段という触れ込みだけど、
せがわまさきは『忍法帖』シリーズ続けていくんかな。

『バジリスク』という傑作でかなりの成功を収めたので、
次回は時代劇から一旦離れた舞台で超人バトルを書いたらいいんじゃない?
ってのが、オレの個人的な意見ですたい。
posted by 地獄坂 at 11:11| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月19日

『からくりサーカス』を再読

からくり.jpg

『からくりサーカス』(藤田和日郎)全43巻を、
丸二日間かけて再読しました。

すると、細切れで読んでいた昔とは違って、
最終巻を読み終わった時は色々な感情が沸々と湧いてきて、もう泣けましたね。


藤田和日郎は前作『うしおととら』の方が有名でしょう。
『うしおととら』も、主人公の人間的成長と妖怪達との友情から、
皆で力を合わせて巨悪(白面の物)に対抗していく少年漫画の大傑作です。


『からくりサーカス』も同様に、
主人公の少年の人間的成長と人々との友情という、
少年漫画の王道を全く外していないんですが、
「恋愛」という新たな要素をとりこみ、
人間関係も時系列を越えて複雑に絡み合っていて、
ストーリーはより複雑になっています。

一話一話が後の展開への布石となっているから、
今回通して読んでみて、やっと内容の全貌が理解できたんですね。


また、この作品の特徴として、
敵として「絶対的な悪」を設定していないこと。
無理やり言うならば、悪なのは「人間の狂気」としている事でしょうか。

敵役として登場する自動人形(オートマータ)も、
完全な無感情のロボットしては表現されていなく、
なにがしらの狂気的感情を有していて、どこか人間らしい。
まるで、人間の感情の一部分をえぐり出しているようです。


そして、この作品のメインテーマなのが、
ほとんどの登場人物(オートマータ含め)が、
「何かの使命を持たされている=操り人形になっている」状態から、
「自分の意思で考え、行動していく」ことで、各々の幸せを見出していく点だと思っています。


藤田作品が一見すると王道少年漫画なのに
他作品と違い一向にアニメ化されないのは、
残酷な描写が多いという理由もあると思いますが、
以上述べたような、子供に分かりにくい「人間の狂気」を描いているからなのかなぁ。
と、個人的に思いました。


とにかくオレは、今回本作品を通して読んでみて、
作者の漫画に対する強い「愛」を感じました。

オレ、やっぱ今でも少年漫画好きだわ(笑)
posted by 地獄坂 at 01:02| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『舞妓Haaaan!!!』

前半は阿部サダヲ特有の異様なハイテンションで、
ぐいぐい話を引っ張っていって、爆笑を誘いました。

そして、サダヲと舞妓達が舞い踊るミュージカルが始まって、
「いよっ!こんな楽しい映画を期待していたんだよ!」と思いました。
(何せ『ミスト』を観た後だったもんでね…)

ところが、後半から深刻な人間ドラマが始まり、
映画はいきなりシリアスモードに。
安部サダヲの夢も「舞妓はんと野球拳がしたい!」から、
「お座敷遊びのライバルに勝ちたい」に変わり、
ストーリーは荒唐無稽の妙な展開になっていきました。


『真夜中の弥次さん喜多さん』を観たときも思ったけど、
宮藤官九郎の脚本は、なんで途中に余計な人間ドラマを挟むんだろ?

今回もサダヲと舞妓たちがミュージカル調に歌って踊る、
コメディタッチで最後まで突っ走れば実に楽しい映画になったのになぁ、と思います。


個人的に気に入ったのは、
最初に不美人キャラでダメOLを演じていた柴咲コウが、
舞妓修行を通じて、いい女になっていく展開です。

『メゾンドヒミコ』もいい例で、
柴咲コウは使い方によっては、すごく映える女優ですね。


阿部サダヲ、柴咲コウ好きにはオススメ(笑)
posted by 地獄坂 at 00:06| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月18日

『ミスト』

久々の映画館での映画鑑賞でした。
それが大当たりの大傑作だった!


「映画史上かつてない、震撼のラスト15分」との、
キャッチコピーには多少の胡散臭さを感じたのですが、
観終わった時は、「あながちウソではない」と感じました。

全く途切れることのない緊迫感のあるストーリー。
セリフの一つ一つに意味があり、
後の展開の布石となっていく完璧な展開。

特に、例のラストシーンは観客に強烈な余韻を残し、
当分オレの脳裏を離れそうもないです。


ただ、「決して万人にオススメできる映画はない」、と思います。

まず第一に、楽しい映画を望んでいる人は観るのをやめましょう。
次に、残酷表現がダメな人は控えましょう。

当然、デートで観るのは御法度な映画です。
オレは一人で観ていて良かった(笑)
(上映後は観客が皆沈痛な面持ちだったような…)


フランク・ダラボン監督とスティーヴン・キング原作のコンビから、
「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」の爽やかさを想像した人には、
この映画はそれらの作品と全く別種のものだと言っておきます。

この映画は「絶望的状況」で人間達がどう考え、どう行動するかを表しています。
そして、そんな状況の中で「人間の行動はどこまで許されるのか」を厳しく問いただしています。

ホラーの皮をかぶっているけど、実際は「究極の人間ドラマ」だとオレは捉えました。
劇場で観れて良かったです。大傑作、だと思います。
posted by 地獄坂 at 23:42| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月13日

たまにはニュースへのコメントをば

社会の厳しさを痛感? 若手社会人の8割が勉強不足を後悔
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0805/12/news061.html

オレも上記の例にもれず、
「もっと勉強しておけば良かったー!」って思ってた一人でした。
そして「その代りに今勉強しなくては」と、無駄に焦燥感を募らせていたのも確か。

でも今思うのは、
大学で「何」を勉強していたら社会の役に立ったのか?
ということ。

たとえ、大学時代の履修科目がオールAの人が企業に入っても、
『社会の壁』にぶつかることは間違いないでしょ。
むしろ、要領よく卒業に必要な単位だけはとって、
部活やバイトなどの活動に精を出していた学生の方が、
すんなり社会生活に溶け込めるんじゃないでしょうか。

せいぜい、即戦力にできるのは「英語力」ぐらいなのでは。
(これも大学が教えてくれるわけではないけど…)


こんなことを書くのは、

『大学で教えていることの大部分は企業では役に立たない』

『企業での実際の業務内容を大学生は想像することができない』

ということを実感しているから。

だから実際に社会に役に立つ「何か」を理解して、
勉強をしている学生はほんのごくわずかの頭のいい人だけでしょう。


というわけで、現在の日本の大学はいまだに、
『社会人養成学校』ではない、と思います。


『社会の壁』にぶつかって体を壊した自分が、
こんなことを書くのはまことにおこがましいとは思うけど(笑)
posted by 地獄坂 at 10:33| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月12日

『サッド ヴァケイション 』

青山真治監督作品を初めて鑑賞。


ストーリーの主軸は簡単に言ったら、
主人公(浅野忠信)が5歳の時に自分を捨てた母親(石田えり)へ復讐を企てる話しなんですが、
様々な副軸が複雑に入り組んでいて一言では語れません。
(過去の青山作品『Helpless』や『EUREKA』の、
 後日談的要素も含んでいる点も物語をわかりにくくしている要因です)


役者たちの名前を見れば、
浅野忠信、宮崎あおい、 オダギリジョーとビッグネームぞろいなんですが、
映画の雰囲気はミニシアター系そのものですね。

メジャーな邦画と異なり、
説明的描写や会話はとことん抑えて、
劇的な場面でも演出はほとんど控えています。

「説明」がないから、
観客は登場人物の心理を必至で追わないといけない。
オレは途中まで浅野忠信の復讐心に気付きませんでした。

そんな復讐心も、悲劇的な事実も、
そして、様々な過去を抱えた人々も、
全て受け入れる石田えりのある種菩薩的な「母性」に驚愕しました。
今まで観たどの邦画にも居なかった、実に異質な母親像でした。


以前、「『オールドボーイ』は日本人には作れない」って書いたけど、
『サッド ヴァケイション 』は日本人にしか作れないですね。
もちろん、この映画は単純な復讐劇とは決していえないんですが。


予想に反して、かなり脳みそを使う映画だったので、
観終わったら、感動というよりはちょっと疲れました(笑)
posted by 地獄坂 at 19:29| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今更だけど(一部の人に)『シグルイ』を薦めます

シグルイ.jpg

現在、本や映画を見まくって、
カルチャーに触れまくっている毎日を送っていますが、
オレの文化的価値観の原点は、
ゲーム、アニメ、漫画などのサブカルチャーなんです。

恥ずかしながら、
中学、高校時代はある種「オタク」の一種だったことを、
ここに告白します(笑)


そんな地獄坂ですが、漫画の魅力からは今でも抜け出せません。
気が向いたら、どこかに面白い漫画はないかとアンテナ張ってます。
「日本の漫画文化はもはやサブではなく世界に誇れるメインカルチャーになった!」
って、本気で思ってるぐらいです。


そんなオレが現在、新刊の発行を一番楽しみにしているのが、
『シグルイ』(山口貴由)です。
毎回新刊を読むたびに、脳に衝撃が走ります。
(「いまさらかよっ!」って思う人も多数いると思いますが)


ただ、この漫画は非常にアクが強いので、
以下の条件に当てはまる人にオススメします。

@漫画が大好きですか?

A残酷表現を見ても大丈夫ですか?
 (血とか臓物とか)

B人間の狂気に興味がありますか?

Cチャンバラ(時代劇)が好きですか?


Aに関しては、作者の画力の凄さも相まって、
「おぞましい」の一言です。
ただ、この残酷表現がこの作品の魅力の一つであることも確かです。

Bの人間の狂気については、
作品中の登場人物の剣術への狂気は並々ならぬものがあります。
それは「武士道」と呼びるような高尚なものではなく、
むしろ「ケモノ」に近いような、武=暴力へのあくなき探究。

狂気の種類は違いますが、
オレが大好きな漫画『殺し屋イチ』とある種通じたものがあり、
人間が普段抑圧していた欲望を爆発させた登場人物が多数登場します。

一見「ありえないだろっ!」と思うような、
秘剣、魔剣も作者の手にかかれば現実味を帯びてくるのも不思議です。


とにかく、
上記条件に当てはまる人は是非とも御一読あれ。
一巻目の第一話で度肝を抜かれること間違いなしです。
posted by 地獄坂 at 00:10| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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